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影 6話
豊川の耳元で聞こえるyoshiの喘ぎ声。
最高だ。
あんなに豊川をイカセると意気込んでいたくせに腕の中、喘がされているyoshi。
「あんっ、たける、…奥、…もっと奥に…」
「奥にどうされたい?」
「おく……まで、ついて……」
しがみつくyoshiをベッドに降ろし、挿入したまま体位をバックに変えた。
腰を持ち上げられyoshiは顔を枕にうずめて可愛く喘いでいる。
リクエスト通りに奥まで自分の陰茎を押し込み激しく突き上げれば、
「ああっんっ……たける…んっ、あっあっあっ、」
yoshiは自らも腰を前後に動かす。
タケル、凄い…気持ちいい… yoshiは豊川をイカセるという野望を既に忘れて快楽に支配されている。
奥まで突かれyoshiは頭が真っ白になると同時に身体が痙攣し、白い液体をぶちまけ、イッてしまった。
顔をうずめたまま、身体全体で息をする。
「嘉樹、私より先にイッたな」
その言葉にyoshiは、 自分の野望を思い出した。
豊川を先にイカセる。
「自分ばかり気持ち良くなった罰を受けなきゃダメだな」
豊川はまだ息が乱れたままのyoshiの腰を掴み、再び打ち付ける。
「あっ、だめ!タケルやだ!」
激しく突かれる身体がまた快感を求めてしまう前に何とか二度目の射精を避けたいyoshiは逃げようと身体をくねらせる。
でも、両腕を掴まれ逃げられない。
「嘉樹、腰を動かせ…中に沢山出してあげるから」
豊川はそう言うと激しく後ろから突き上げ、yoshiの中にぶちまけた。
息を整えながらyoshiは豊川を拗ねた顔で見る。
「タケルのばかあ」
自分が先にイカされた事に悔しそうだ。
「嘉樹の中気持ち良かったぞ」
豊川はyoshiを抱き寄せる。
「次は絶対にタケルをイカセるからな」
リベンジを違うyoshiのオデコに豊川はキスをして、 「次も嘉樹をイカセるよ」と余裕な笑顔を見せた。
******
「こら、いい加減に機嫌を直しなさい」
豊川はムスッとして助手席に座るyoshiの頭を軽く撫でるが「タケルのばか」yoshiはプイッと横を向く。
朝から豊川にイカセられたyoshi。
「でも、気持ち良さそうだったぞ。」
「うるさい」
プクッと頬を膨らませる仕草が可愛い。
会社に着いてもyoshiはご機嫌ななめ。
「あれ?嘉樹くんと社長一緒に来たんですか?」
佐久間と入り口で出会った。
「今、うちに居るんだよ」
「えっ?どうしてですか?」
「ナオが用事で家を空けててね。喘息を持っているから1人に出来ないと頼まれて」
その説明に佐久間は納得したようで、
「確かに嘉樹くん線細いですもんねえ…あっ、じゃあ体力とかあまりない?」
佐久間はyoshiをチラリと見る。
「発作出ない限りは普通の生活は出来るけど、どうして?」
質問をしてくるのなら佐久間は何か聞きたいのだろうか?
「ポスター撮りと、雑誌の撮影をしたいんだよね。あ、パンフレットの見本持って来ました」
佐久間は豊川とyoshiにそれぞれ見本を渡す。
「撮影?」
yoshiはパンフレットを受け取りながら聞き返す。
「体調が良いならお願いしたいんだよね」
佐久間の願いにyoshiは考え込む。
「その話は社長室でしよう。サクに話もあるし」
豊川は2人を促し、社長室へ向かう。
佐久間に話は、 薫に持ち掛けられた話だ。
今、光一にyoshiとの関係をバラされたくはない。
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