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存在 11話
朝、キスしたのに久しぶりにキスしたみたいなドキドキを豊川は感じていた。柔らかくて温かいyoshiの唇。
ヌルリと舌が豊川の口内へと挿ってくる。
互いに舌を絡ませていると、yoshiは豊川の首筋に腕を回してきた。
それに応えるように豊川はyoshiの背中に腕を回して彼をもっと引き寄せる。
絡み合う舌の音とyoshiが漏らす吐息が心地よくて、そしていやらしい。
キスだけで乱れるyoshi。背中に回した手を彼のお尻へと滑らせる。
湯船の中、指を彼のアナルへとゆっくり挿れてゆく。
「んっ…………、」
指が中へと挿った瞬間、思わず漏れるyoshiの声。
その声を聞きたくて豊川の指は奧へと進んでいく。
彼の中は温かく指を締め付けてくる。
「あっ……は……っ、んっ」
身体をピクリと反応させ、yoshiは指の動きに合わせて腰を動かす。
小さな波が湯船の中で生まれては消えてゆく……。
指はyoshiの中を淫らに乱して、そして快楽を連れてくる。
指が増やされ、動きも早くなると、yoshiもキスどころじゃなくなり、豊川にぎゅっとしがみついて、
「んっ、タケル…や、いっちゃうから、やだっ」
と拒絶する言葉を口にするが、態度はうらはら、腰が動いている。
耳元に聞こえるyoshiの甘い喘ぎ声。
「嘉樹、ここに座って…」
その可愛くて甘い声に挑発されyoshiがたまらなく欲しくなる。
ここに座って……は、勃起した自分の陰茎。まだ挿れたら痛いかも知れない、
でも、待てない。
yoshiから指を抜き腰を持つとソコの上へと持っていく。
いじられて挑発されたyoshiのアナルにあてがわれた豊川のモノ。
腰を落とすが、
「や、…たける……おっきいからむり……」
お預けからようやく解放された豊川Jrは何時もよりもやんちゃな気がする。
…何時もよりデカい
「欲しかったんだろ?良い子だから頑張ってごらん、ちゃんと入るから」
「んっ、」
yoshiはゆっくりと腰を落とす。
「んっ、…はあっ…あっ」
頑張って…挿れようとしてるのに、 なかなか挿らない。身体をくねらせて腰を動す。
まだ亀頭しか入りきれていなくて、自分で動かす度に気持ち良さが先にきて、いきそうだった。
だって、 凄く欲しかった。
豊川に抱かれたくてたまらなかった。
デカいってば…どう頑張っても、これ以上は挿らない。
「何、自分ばかり気持ち良くなってんだ?」
自分の首筋にしがみついて喘ぐyoshiに豊川は可愛いなっ、なんて思いながら声をかける。
「ちが、…だってむり」
yoshiは首を振る。
「子供じゃない事、教えてくれるんじゃないのか?」
豊川はyoshiの腰を持つとぐっと力を入れ一気に自分のモノの上に下ろした。
「アアッ、」
電流が身体中を駆け巡るような衝撃を感じてyoshiは声を上げる。
「凄く締め付けてくるな嘉樹、そんなに欲しかったのか?」
首筋で荒い息を吐くyoshi。
「……んっ、もっと欲しい」
息を荒く吐きながらyoshiは腰を前後にゆっくりと動かす。
「欲しがりだな嘉樹は…本当にエロくて可愛い」
豊川も、もっとyoshiが欲しい。
「嘉樹…もっと動けるか?」
彼をいやらしく乱せるのは自分だけ。
ナオにヤキモチを妬いてしまったけれど、yoshiは自分を選んでくれた。
それがたまらなく嬉しい。
yoshiが息を乱しながら腰をゆっくりと動かす。
「んっ、はあ……あっ、んっ……」
耳元に届く喘ぎ声。
もっと乱れて…
yoshiの腰に手をあて、前後に激しく動かした。
「やあっ、たける、やっ、だめっ、いっちゃう」
激しく揺すぶられyoshiは悲鳴に近い声を上げる。
「いけよ嘉樹。もっと感じろ」
豊川は嫌がるyoshiの身体を激しく揺さぶり続ける。
「んっく、ああっ」
yoshiは我慢出来なくて射精した。
頭が真っ白になり、何も考えられない。
快楽が感情も思考回路も全て支配してしまった。
ぐったりと豊川に倒れ込み、そのまま強く抱きしめられた。
「嘉樹すきだ」
囁かれる言葉。
俺もすきっ、 声にならない声でyoshiも呟く。
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