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小悪魔VSドS 2話
なのに…
色気たっぷりに誘ってくる。
車の中でも、潤んだ瞳で自分を見つめ、指を吸う仕種。
計算でなければ生まれ持っての小悪魔体質?
抱いたらきっと彼に溺れる。
「嘘じゃないよ。もう絶対に他の誰にも触らせないし、誰の誘いにも乗らない」
そう言うyoshiは不安そうに見える。
きっと、豊川が黙っているから。
「セックスはした事ないけど……男にお金とか貰ってたり……相手のを触っていかせたりしたから嫌……」
yoshiが最後まで言う前に豊川はキスで唇を塞いだ。
弱々しくyoshiの手が豊川の背中に回る。
抱きしめて良いのか躊躇しているかのように弱々しい。
クチュッと唾液が絡む音をさせ豊川は唇を離した。
「バカだな。私が嘉樹を汚すのが嫌だっただけだよ。君を壊しそうなくらいに欲しいのに」
yoshiの耳元で囁く。
「壊されたい…汚されてもいい、タケルになら」
yoshiは背中に回した手に力を入れた。
「お前、後悔するぞ。ドSなんだからな」
豊川はそう言うと耳を舌で舐める。
クチュ、クチュと唾液の音と豊川の息遣いがyoshiの耳に聞こえている。
ゾクンッと身体が震える。
「…んっ、タケル…」
甘い吐息と一緒に豊川の名前を呼ぶyoshi。
豊川はyoshiのジーンズのベルトを外し、ボタンも外し、ファスナーを下ろす。
下着の上からでも伝わる熱と硬さ。
手を動かし布の上からさする。
「あっ」
yoshiはギュッと豊川にしがみつく。
豊川の手が下着へと入り込み、勃起したyoshiのペニスを掴むと下着から出した。
その瞬間に空気に触れる自分のペニスを豊川が掴んでいる恥ずかしさで、 彼の胸に顔を埋めるに目を閉じ俯く。
豊川は掴んだペニスをゆっくりと手を動かし、
「嘉樹、掴まれ」
と自分にしがみつかせると身体を持ち上げジーンズと下着を一気に脱がせた。
素肌で机に座ると冷たさが身体全体に伝わり、思わず、小さく声を上げた。
「すぐに熱くなるよ」
豊川はそう言うとyoshiの脚を広げさせ間に顔を埋めた。
それは、いきなりな行為で待っていた行為だけど恥ずかしい。
豊川が今、自分の勃起したペニスを見ていると言う恥ずかしさ。
「や、あんま…みないで」
恥ずかしさでそう口にする。
「先ばしりしてるから?」
豊川は顔を上げてyoshiにニヤリと微笑む。
「ちが、ちょ、やだ…タケルってイジワル…」
的もに豊川を見れず目を閉じた。
恥ずかしさと興奮で紅潮した頬。
荒く息を吐く唇。
どれをとっても興奮する素材。
豊川はyoshiのペニスの先を舌先で刺激する。
「あっ、や…」
刺激が身体中を包む。
舌先は先をタップリと刺激した後に先から根本までをゆっくりと舐めていく。
じわじわと伝わる快感にyoshiは身体を震わせ息も荒くなる。
「…気持ちいいか?」
豊川はyoshiを見上げる。
コクンと頷くyoshiは豊川を潤んだ瞳で見つめ返す。
「もっと気持ちよくなりたい?」
yoshiは素直に頷く。
「私はドSだから焦らすのが好きなんだ」
豊川はニヤリと笑うと舐めるのを止めた。
「ヤダ、やめちゃ…いやだ」
荒く息を吐きながらyoshiは豊川を見つめる。
豊川は立ち上がるとyoshiを抱き上げ、奥の仮眠室へと連れて行く。
ベッドへ寝かせ、
「どうされたいか言ってごらん」
と上に乗る。
「続きやって…」
「して欲しい?」
聞かれるとyoshiは手を豊川の下半身へ伸ばすと、
「タケルさんもやって欲しいんじゃない?勃起してるよ?」
下から見上げて微笑む。
可愛いんだよ、こんちくしょうめ!
豊川はyoshiの脚を広げると顔をそこへ持っていき、しゃぶりつく。
さっきより激しく。
喉の奥で先をくわえるように含むと上下に頭ごと動かす。
「やっ、あっ、ああっ」
いきなり激しくされyoshiは身体をのけ反らせ声を上げた。
「やっ、たけ…やだっ、あっ」
気持ちよさと怖さが同時に襲ってくる。
足をバタつかせようにも豊川が広げた足を手で上へ上げる。
男性性器のどこが気持ち良いか、男だから知り尽くしている。
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