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小悪魔VSドS 4話

何故に声を我慢? yoshiは首を傾げるが、次の瞬間に電話に出たので、成る程…と思った。 「寝てるよ」 光一の質問に答える。 間違ってはいない。 ベッドに寝てるyoshi。ただ、自分と淫らな行為をしているけど。…なんて本当の事は言えない。 「やっぱり具合悪かったのか、今事務所に戻ってるから」 チッ、  思わず舌打ちをする。 戻らなくて良いのに。 舌打ちする豊川にyoshiは口パクでどうしたの?と聞く。 豊川は微笑むと、下へ手を伸ばし、行為を再開させる。 …んっ、  必死に声を我慢するyoshiが妙に色っぽくてそそる。 手は性器を通り越して秘密の部分へと進んで行く。 指先でソコを刺激し、侵入させようとするがyoshiが緊張していていて上手く入らない。  指を唾液で濡らし、またソコを刺激する。  濡らしたおかげか、指は中へと侵入出来た。  …んっ、はあ…はあ…  息さえも我慢するようにyoshiは身体全体で喘いでいるようだ。 「あと、どれくらいで着く?」 豊川の質問に光一は、 「あと20分くらいだな」 と答えた。 20分。短い。  豊川は挿入させた指を奥まで入れると中で動かす。 「んんっ」 思わず声が出てしまうyoshi。 「どうした?」 声が届いたのか光一が聞き返す。 「寝返りをうっただけだよ」 豊川はそう言うと電話を切った。 「我慢しろと言ったのに、声でちゃったね」 豊川はyoshiの耳を舐めながら言う。  「んんっ、でちゃう…よ、イジワル」 感じながら答える。  「感じてる声が向こうにも聞こえたみたいだぞ」 わざと意地悪を言う。 「タケル…わざとしたクセに」  睨みつけるyoshiにまた笑いかけると挿入させた指を激しく動かした。  「あっ、あああっ、や、」  yoshiは途端に激しい行為に我慢出来ないように声を上げた。  もっと、淫らな姿が見たい!  豊川は指で弄りながらyoshiの性器も口に含む。 もう頭で何も考えられない。  真っ白になる意識。  どれくらい声を出したか分からない。 yoshiは何度目かの絶頂を迎えた。 ******* 「嘉樹くん大丈夫だって?」 電話を切った光一にマコトが話しかける。 「なんだか苦しそうだったな」 電話の向こう聞こえたyoshiの声。 心配が止まらない。 **** 事務所につくと真っ先に社長室に向かう。  ドアを開けると豊川がネクタイを締め直していた。 「嘉樹は?」  光一とマコトは心配そうな顔をしている。  「奥で寝ているよ」 と仮眠室に視線を向ける。 豊川は上着を着直しながら乱れた服をさりげなく直す。 光一は仮眠室のドアを開け、yoshiの様子を覗く。 yoshiはベッドで眠っている。 「やっと落ち着いたんだから起こすなよ」 中へ入ろうとした光一を豊川は止める。  「熱は?」 「だいぶ下がったよ」 これは嘘ではない。  火照る身体の熱はだいぶ冷めている。 数回イカせた事でyoshiは疲れて寝てしまったのだ。  失神が正しいかも知れない。 光一達が戻る少し前、グッタリしたyoshiの拘束した手を解き、服を直し寝かせた。  光一はもちろん気付いていない。  「しばらく寝かせてから家に送るよ」 豊川にそう言われ、光一は部屋へ入る事はせずにドアを閉めた。

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