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思い出したくない事 10話
「本当、テンパってるんだな」
豊川は回した手に力を入れる。
さっきより密着する肌に息が止まりそうなyoshi。
「だって、テンパるだろ!タケルは緊張しないのかよ」
「しないよ、私がテンパったら嘉樹はどうして良いか分からなくなるだろ?」
確かに…と思う。
「じゃあ、タケルも初めての時は緊張した?」
「うーん、随分昔だからな。」
「昔っていくつだよ?」
「15かな?」
「平均的な年齢?」
これだけカッコイい豊川だから学生時代はかなりモテてたはず。
どんな感じだったのだろうと想像してしまう。そして、豊川の方を見た。
すると、意外に間近に豊川の顔。
目が合って思わずそらす。
「相手は?」
目をそらし、照れるyoshiの仕草が可愛すぎる。
「年上」
「いくつ上?」
「11くらい上だったな」
「た、タケルが入れられたんだよね?」
「直球に聞くなお前」
豊川はクスクス笑って、
「両方体験したよ」
と答えた。
「やっぱ痛かった?」
豊川はその質問に答えず、yoshiの頭に手を持っていくと、顔を上げさせキスをする。
「…ンンッ」
侵入してきた舌が激しく絡んでくる。
息の仕方を忘れたように呼吸が出来ずもがいてしまう。
唇が解放されたら、
「いつもより、お喋りだな…そろそろ覚悟を決めたらどうだ?」
そう言われた。
覚悟が決めてるけど、 ぶっちゃけ、怖い!
それに…yoshiは豊川の下半身をチラリと見る。
デカいんだよーっ!
こんなん入らないって!
膨張したら、これよりデカくなるんだろ?
痛くないはずがない。
そんな事を考えていたらいきなりシャワーが降ってきた。
「わわっ、」
驚いて声を上げる。
「身体冷えてきてるからな。」
豊川はイタズラっ子みたいに笑う。
「もう!」
「嘉樹、大丈夫だよ。痛くて止めたかったら止めてあげるから、怖がるな」
怒るyoshiを豊川は抱き寄せる。
そんなストレートに言われたら、
「うん」
って頷くしかないじゃないか。
「嘉樹、真っ直ぐ立ってろ」
豊川はyoshiから少し離れるとシャワーを手に持ち、彼のお尻にあてた。
「や…なに?」
予想外の行動にyoshiは不安そうな声を出す。
「男同士のセックスでは当たり前なんだけどね、嘉樹は初めてだから黙って立っていてくれたら良いから」
豊川はシャワーを密着させると、割れ目を指で広げ、彼のアナルへ指を入れて中を洗い出した。
シャワーの心地よい温度と水圧が快楽に繋がると思っていなかったyoshi は必死に立っていた。
お湯が中へ入り、指で中をかき混ぜられる。
「んんっ、や…はあ…あっ…はあ」
yoshiは声をこらえきれずに喘いでしまった。
豊川の指は執拗にそこばかりを弄んでいるように感じる。
指が奥まで入り、上へ上へと突き上げてくる。
「や…たけ…もう…あっ…んっ」
身体全体で息をするようにyoshiは身体を動かす。
その後ろ姿はまるでyoshiとセックスをしているような疑似感を感じられ、豊川は興奮した。
もっと、
もっと、鳴かせたい!
指を出し入れすると、気持ちよさで締め付けてくるyoshiのソコにシャワーをタップリかけ、シャワーを離す。
イク…
ぜってえイク!
なんだコレ?気持ちいい…
シャワーと指でいじられたのが初めてのyoshiは気持ちよさに喘いでいた。
足がガクガクと震えてくる。
シャワーがはずされ、
「中洗わないとな…セックスは出来ないんだよ。たまに洗わずにやると大変な事になったりするしね」
豊川の説明に、 ああ、確かに…この穴って出す専門だよな。と納得した。
でも、慣れたように洗ってくれた豊川はやはり経験豊富なんだと実感した。
でも、
立ってられない…
「もうイキそうか?結構クセになるぞ」
と豊川はyoshiを抱き寄せる。
yoshiのジュニアはすでに限界。
「イキそう…」
yoshiがそう言うと豊川は後ろから抱き締めたまま、片手を下半身へ伸ばし、掴むと一気しごいた。
「あああっ」
yoshiは後ろへ倒れ込む ように体重をかけ、
しごかれ
頭が真っ白になり、 豊川の腕の中でイッてしまった。
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