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君に溺れたい 6話

壊れてもいい。 豊川になら壊されてもいい。 ギシギシときしむベッドの音に紛れ、乱れたような息がyoshiの耳に届き、豊川を見た。 フェラした時よりも気持ち良さそうな顔。 だから、思わず、 「タケル、…気持ちいい?」 と聞いてしまった。 「気持ちいいよ、凄く、気持ちいい」 気持ちいい?なんて聞いてくるな馬鹿! 痛いの我慢しているクセに! 我慢していると伝わっている、でもそんなyoshiを激しく突く自分は鬼畜だと思う。 「良かった…タケルが気持ち良いなら俺も嬉しい」 ああ、もう!本当に可愛い過ぎる! 「嘉樹…好きだ。すきだよ」 本当に好きだ。 壊したいくらいに。 「うん、知ってる」 yoshiはそう言って微笑む。 もう、駄目だ! 完全に溺れた。 もう、一緒に溺れよう。 豊川はそう覚悟した。 yoshiは激しくなる中、痛みが次第に和らぐのが不思議だった。 出す穴に入れられるのって意外と気持ち良いかも…。 ズンッときた痛みは今はない。 奥まで突かれると、声が出る。 「いい声だな嘉樹、気持ち良くなってきたか?」 痛そうに眉を寄せていたyoshiが艶っぽい声を出し、豊川の腰の動きに合わせて自分の腰も動かし始めたからだ。 「うん…、気持ちいい」 うん…気持ち良くなってきた。 女の子ってこんな感じなのかな? 気持ち良さそうなタケルの顔も見れて嬉しいし…。  「慣れてきたんだな、じゃあ、バックで入れて良いか?」 それでタケルが気持ち良くなるならヤッても良いけど…でも、 「タケルの顔見れないのはヤダ…」 そう言葉にした。 好きな人を見ながら抱かれるのがこんなにも幸せな事なんだと、 気持ち良さそうな顔をずっと見ていたい。なんて思った。 豊川はベッドの近くにある姿見の鏡に目がいく。 そして、 yoshiの身体をうつ伏せにして彼の腰を持ち上げ、挿入すると鏡の方向へ身体を向けた。 「これなら見えるだろ?」 鏡に映る2人の姿。 凄くイヤらしい。 「変態」 yoshiはそう言いながらも鏡に映る豊川を見つめる。 すぐに揺れ出す身体。 後ろから突かれたら、さっきよりも奥にいくのを感じた。

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