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君に溺れたい 8話

****** 「疲れたか?」 浴室、耳元に届く豊川の声。 彼の膝の上、身を任せるように彼の胸に寄りかかるyoshiは随分と大人しい。  「突かれ疲れって感じ…タケル、激しいんだもん」  yoshiはそう言うと豊川の頬に自分の顔を寄せる。 チャプンと揺れる湯船。 汗を沢山かいて、中だしも散々されたyoshiは風呂で豊川に身体を洗って貰った。 立てない!と悪態をつく彼を抱っこして、バスタブに2人で浸かっているのが今の状態。 yoshiを自分の上に乗せ、腕を回して抱っこ。 なんか、こんな事、今までした事なんてなかったけれど、 いいな。  なんて豊川は思う。 「嘉樹が誘うからだ。」 「俺、ヴァージンだって言うのにさ」 「ヴァージンの割には腰振って可愛く鳴いてただろ?」 「タケル!」 からかわれた事に恥ずかしさでムッときたyoshiは豊川のJr.をギュウっと握った。 「わっ、こら!」 いきなり掴まれ豊川は驚いて声を出す。 「タケルが悪い」 yoshiは豊川と向かい合うよに体勢を変えて抗議する。 むっーとした拗ねた顔。 可愛くてたまんない。 つい、反撃したくなる。 豊川はyoshiの両足をグイッと引っ張る。 「わっ、」 今度はyoshiが驚いた声を上げる。 足の間に豊川は入り込み、yoshiの中に挿入した。 「んっく、」 yoshiは両手を後ろにつき、声を出す。 「掴まれ嘉樹」 豊川は腰を持ち上げる。 急に腰を引かれ、湯船の中に身体が沈む。 溺れそうになり、yoshiは豊川の首筋に手を回し掴まる。 「んっあっ…」 奥に入り込む豊川の性器。 可愛く声が豊川の耳に届き、yoshiの声は興奮剤かも知れない。 豊川が激しく揺れ出すとお湯がパシャパシャと音を立て、外へ零れていく。 「あっん…あっ、たける…」 必死に掴まりyoshiは声を上げる。 何度目かな? イッちゃうのは…。 抱っこされてヤルのも悪くない。 つーか、気持ち良すぎる!  「嘉樹、悪いな、せっかく洗ったのに…また、出そう…」 豊川はそう言うと、yoshiの中で果てた。 「この、変態!…でも、気持ち良かった」 果てた彼にyoshiは耳元で囁いた。

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