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ため息
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yoshiは机に伏せてぐったりしていた。
すると、急に首筋にピタッと冷たい感触、
「うわっ、」
yoshiは驚いて声をあげる。
「嘉樹くん、お疲れだね」
クスクス笑う佐久間の声。
振り向くと、冷たく冷えた缶コーヒーが目の前に差し出された。
「どうも」
受け取ってお礼をいう。
「社長は?」
「社長は朝ご飯買いに行ってますよ」
「朝ご飯?社長が食べるの?」
佐久間はちょっと驚いているようだ。
「なんで、驚くの?」
「いや、社長って朝ご飯食べないって言ってたからさ、あっ、それよりさ、嘉樹くんちょっと良い?」
佐久間は手招きをする。
が、
yoshiは立ち上がる気力があまりなく、
「ここじゃダメ?」
と聞く。
「どうしたの?具合悪い?そう言えばグッタリしてたもんね」
佐久間は心配そうに聞くが、yoshiは本当の事なんて言えない。
「ちょっと」
笑って誤魔化す。
「嘉樹は重い荷物を運ばせ過ぎて、ぎっくり腰気味なんだよ」
真後ろで豊川の声。
「社長。おはようございます、えっ?嘉樹くん、腰痛めたの?」
佐久間は豊川とyoshiを交互に見る。
「うん…まあ」
腰痛めたのは誰のせいだよ!
yoshiは豊川を睨む。
睨むyoshiに豊川は微笑み返す。
「で、何の用だ?」
「夕べ、社長に電話したんですけど気付きました?」
その言葉で豊川は電話の着信を確かめる。
光一からは気付いていたけど、…って、いうか…光一の着信が半端ない。
20件以上、その中に1件だけ佐久間の番号があった。
「悪い、夕べは大事な仕事があってね。気付いてなかったよ、何の用だったんだ?」
豊川はスマホをしまう。
「そうですか~忙しいですからね。まあ、用って言うか、…嘉樹くん借りて良いですか?」
「はっ?」
豊川とyoshiの声が同時に発せられ、佐久間はえっ?…とビビってしまった。
なんか?変な事言ったっけ?と焦る。
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