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年下の彼 31
「…………しましたよ。」
「…………え」
あっけらかんと言い放った星川に思考がついていかない。
マジで言ってんのか?
「おいっ、したって……!」
「動揺してる先生可愛いですね」
いやいや可愛いとか言ってる場合じゃないだろ!?
「可愛いとかどうでもいいんだよ、マジでしたのかよ!」
「…………しましたよ、食事をね。」
「しょく………………はぁ?!」
「食事だけです。声をかけられて……あ、いつもなら断るんですが、先生とのことでヤケになってて、勢いでOKしてしまったんです。でも、料理が出てくる度にこれ先生好きだったなとか嫌いだったなとか、先生のことばかり浮かんできて……結局、食事の途中で謝って帰ってきてしまったんですよ。」
な、なんだよ…………
びっくりさせやがって。
つか、どんだけ俺のこと好きなんだよ……て、それよりも、いつもはって……意外とモテるのか?
「それで………って、………………先生?どうしたんですか?」
「………いつもはって……いつもよくあるのかよ?」
「え?なにがですか?」
自分でもびっくりするくらい不貞腐れた言い方をしたのに本人は全く気付かないとか…なんかムカつく。
「なにがって、逆ナンみてーなことだよ。」
「あ……あぁ、たまにありますね。ヤキモチやいてくれるのは嬉しいですけど、そんなモテないですよ、僕。」
「だ、だれがヤキモチだよ!」
「だってそんな顔してるからてっきりそうだと……」
「俺はっ!教師として……言ってる……だけ、で……」
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