188 / 190
年下の彼 48
熱い……
熱い……
それに、気持ちいい……
冷たいデスクに頬を寄せ、必死に熱を逃がそうとしてもまったく鎮まろうとはしないこの身体。
……揺さぶられながら、俺は次第に快感と熱に侵されていく。
「…………んんッ……」
「気持ちいい……いい……ですか?」
「……いいッ……気持ちいい……身体……あっ……ついッ……」
「僕も……小太郎さんの中……熱くて溶けそう……です……」
突き上げながら唇を背中に這わすその一連の流れに更に身体の熱量は増していく。
「ほし……か……わ……ッ……んッ……あッ……」
「名前……呼んでっ……」
背中に這わせた唇は何時しか首筋から耳元へと移動し、熱い吐息と共に耳から響く星川の声にぞくりとした。
「…………だい……ち……ッ……だいち……」
「…………小太郎さ……ん……もうっ……」
そして名前を呼んだ直後、苦しそうに短く息を吐いた星川が更に奥までそれを突き刺し、出し入れの速度をあげてきた。
「ちょっ……ああッ……待て……て……ッ……」
「……もうッ……イきそうで……ヤバい……です……」
突き上げながら身体を揺さぶられ、デスクも同じように揺れ始めると本や資料集がバタバタと落ち始める。
けど、そんなことなんて構っていられないほど俺達は夢中で求め合った。
「……大地……ッ……ああッ……中ッ……ヤバ……激し……」
「…………ッ……小太郎さ……ん……今日は……外に……出します……ね……中は……」
「……だ……せ……ッ……なか…………」
「え?でも……」
この状況で中出しなんて……と、思う反面……
星川の熱をもっと感じたくて、
熱い身体をもっと熱くして欲しくて、
俺はそのまま中に出せと要求した。
「……欲しい……ッ……もっと……欲しい……大地の……熱……ッ……」
「あなたって人は…………もうッ……可愛いすぎです……」
直後、顔を後ろ向きにされ口を塞がれると荒々しくキスされる。
咥内で絡まるお互いの舌と唾液で息もままならない。
「んんッ……んッ」
「……ッ…………」
やがて、口端から流れる唾液が首筋まで伝うと星川の唇は俺の首筋に強く吸い付き痕を残す。
「………ッ……小太郎さん……好き……大好き……」
痕を残しながらうわ言のようにそう何度も囁かれ、同時に湧き上がる感情────
────こいつのことが、
好きだ……
「…………大地……ッ……俺も…………好き……ッ」
想いをそのまま素直に口にすると中に埋まる星川のが更に質量を増し、俺はデスクの角にしがみつき与えられる快感を必死に感じ取っていく。
そして暫く続いた突き上げに、お互いの吐く息がだんだんと短くなる頃……
「……もうっ……んんッ…イ……く……だい……ち……んんあぁ……!」
「……ッ……僕も……ッ……で、す………イッ……く……」
絶頂へと上り詰めた俺達は、俺は星川の手の中に、星川は俺の最奥へと……熱い熱い欲を吐き出した。
──────
────
ともだちにシェアしよう!