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甘い罠 16
正直、さっきみたいな野獣化したような激しさは戸惑う。
けど、
案外、それも嫌いじゃ……ない。
肯定も否定もしない。
大人とはズルい生き物だ。
「分かりました。じゃあ、僕のさじ加減で決めます。激しいのも、先生お好みみたいですしね……」
薄笑いを浮かべ、俺をまた試すかのように空いた右手を再び俺のモノへと伸ばす。
「……ッ……好みなんか、じゃ……んッ」
「ほら、やっぱり好みなんじゃないですか?ここ、またこんなに勃たせちゃって。しかも先走りもぬるぬるだし。まったく……厭らし身体……」
「うるさいっ……ッ…んんッ」
言葉で攻められた挙げ句、下半身は強く扱かれると身体中の熱は更に上昇していくみたいだ。
重なり合う星川の身体も熱く火照っていて、頬に感じる吐息も熱い。
背中にのしかかる重圧に耐えられなくなって、冷たい壁に吸い付くように身を寄せると、心地よい冷たさが全身の熱を急激に覚ましていく。
「先生、そのまま壁に身体預けて、足を閉じてください。」
足を閉じる?
不思議に思っていると、後ろでカチャカチャとベルトを外す音がして、すぐにバサッとズボンが落ちる音が後を追った。
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