「僕が、先生を抱く時…なんとなく感じてました。最後までしない理由を聞きたいけど、聞いてしまうと僕に勘違いされるんじゃないかって……違いますか？」 唇が触れ合うくらい至近距離で問われると、はぐらかすことすら出来ない。 「………………。」 「僕は、先生が僕を好きだと言ってくれるまでは、このままでいいです。だから………」 だから…なんなんだよ。 そう口を開く前に、また唇を塞がれる。 「………んｯ…ふｯ…んんｯ…」 さっきからのキスで下半身はうっすらと反応していた俺は、この何度目かのキスでまた熱が集まって形が変わるのをぼんやり感じた。そして、俺の腹に当たる星川の熱も硬くなってきている。 そんなお互いの熱が時々擦れ合い不覚にも俺は身体をびくつかせてしまって…そして気付けば無意識に腰を押しつけてしまっていた。 「…………先生、腰…揺れてますよ？触って欲しい？」 そうじゃなくて、“だから”の先が俺は聞きたいのに、身体は正直で…… 「……はｯ…んんｯ……」 口を突いて出るのはだらしのない声ばかり。 そんな余裕のない俺に激しく貪るようにキスされると同時に、指先の腹で乳首へと刺激を送られると、快楽の波は更に押し寄せてくる。