62 / 190

苦い過去 27

前後に揺れる腰の動きと合わせるように、俺のをくわえた星川が出し入れする速度を速めてくる。 「………ん…」 そんな加速する気持ちよさに思わず吐息が漏れ、俺は急いで自分の口をつぐんだ。 「先生……」 そして、無意識に漏れたそれに反応して、口から俺のを離し上目遣いで見上げてくる星川と目が合う。 「……ッ…な…んだよ…」 「なんか、今日はいつもより感じてるし厭らしいですね。」 見上げてくる顔にはシャワーの水滴が滴り落ち、顔中を濡らすその姿にこいつの方がよっぽどエロく見え、不覚にも俺はドキッとしてしまった。 そしてなに食わぬ顔で再び喉の奥まで俺のをくわえると、出し入れを再開させてくる。 確かに、星川の言葉通りいつもより感じているのか…… 「……ん…あッ…ああッ…」 その後、口と手で数回扱かれただけで絶頂が訪れた俺は、星川の咥内へと白濁を吐き出してしまった。 「……やっぱり、いつもより沢山出ましたね。」 「……ッ…そんな…こと…」 射精後の疲労感とシャワーのせいでのぼせる一歩手前の俺は、反論する気力も薄れそのままズルズルとしゃがみ込んでしまった。

ともだちにシェアしよう!