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蒼い純情 19
「……もうッ、いや……だ……」
「……でも、ココ……ひくひくしてますよ?」
熱が宿った身体を捩り、俺の下半身に顔を寄せる星川の頭を掴む。
足の爪先まで快楽で侵され、嫌だと言いながらも俺は、そこが硬くなる感覚を意識していく。
やだ……
やだ……
それ以上したら俺は……
我慢できなくなっちまう。
「……ッ……小太郎さん……欲しい?」
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、その先を容赦なく求めてくる。
「……欲しかったら……言って?」
「……ッ」
「小太郎さん?ほら、早くッ……」
躊躇いも与えられないこの状況にいいように毒されていく俺は、錯覚を起こしたように……
「……ああッ……ああん……
入れ……て、くれッ……」
シーツを必死で掴み、星川からの愛撫に悶えながら……譫言のようにそう口にしてしまった。
なのに、返ってきたのは……
「……でも、あげませんよ。」
そんな言葉を浴びせられ俺の思考能力が一瞬止まる。
「……ッ……」
「入れることは……簡単です。でも、ダメでしょう……それでは。小太郎さんが僕のことをちゃんと考えてくれたら───」
そうしたらいくらでもあげると言われた。
“ちゃんと考える”
もしかしたら、こんな風に強く答えを求められたのは初めてかもしれない。
「……ちゃんと……って……」
「僕を……僕を選んでくれますか?桐谷先輩と一緒に海外行かないと……約束、してくれますか?」
「おまっ……」
そんな顔反則だろって言う前に、俺のを喉の奥まで咥えられ思考が拡散していく。
「んんッんんッ……ああッ……」
「……小太郎さん……」
そしてイク直前で口を離し仰向けだった身体を転がされる。
そのままうつ伏せにされたすぐ後に背中に重みを感じたかと思ったら、気付いた時には星川の硬いそれを尻に擦り付けられていた。
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