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年下の彼 8

「小太郎?」 …………だけど、 「……小太郎?どうしたんだよ?」 …………………だけど、 俺は──── 「好き勝手出来るのに、俺やっぱり学習能力ゼロだ。」 「…………なに…言ってるんだよ……」 「………洵也………俺────」 * もう決めたこととはいえ、色んな思いが交差する。 今更いっても…… そんな絶望的な不安しかない。 だけど、もう後戻りも出来ない。 でも……… ……て、俺は何をしているんだ。 さっきからこんな自問自答を繰り返してばかり。 「………はぁ……相変わらず情けねーな、俺」 吐き出した本音と一緒に出たため息。 自分のことになるとどうしてもはっきりしない性格が恋愛でも同じだなんて、いい大人が本当に情けない。 上手く包んだはずだったのに…… なのに、それはいつの間にか大きく膨れ上がり、気付いたら破けて溢れ出していた…… ドクドク……ドクドクと────

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