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年下の彼 18

「……んッ………あッ………」 玄関に入った途端に激しいキスで口を塞がれる。 靴も履いたまま、 鍵も掛けないまま、 ……だけどそんなことより、今はお互いがお互いを確かめたくて… 言葉を交わすより触れ合いたいと本能がそうさせているようで… 最後に星川とこの玄関でしたキス。 あれと同じくらい激しいけど、あのキスとは少し違う。 あの時みたいなお互いの気持ちが迷子のままのキスじゃない。 おれはこいつが好きだ…… 自覚するとこんなにも気持ちいいものかと短く息を吐きながらぼんやりと実感した。 「……ッ…先生…ここでシます?」 そしてキスの合間も、耳元でそう囁かれ身体中が熱くなっていく。 俺の答えを待つ間も、星川の舌が首筋を舐め上げ…どんどんと崩れていく理性。 「…………んッ…どっち…でもッ…いい…」 どっちでもいいと言うのが俺の精一杯で、そんな俺を試すかのように更に首筋を甘噛みされる。 「…………ここでシてもいいですけど、やっぱり最初はベッドでがいいので……」 最初? 今まで散々シてきたのに…最初? 「……ッ…おいっ…最初って…なんだよ…」 「ベッドに行ったら教えてあげますよ。」 そう悪戯にくすりと笑いながら俺の手を引き、寝室に繋がる部屋のドアに手をかける。 そしてガチャッと音がして、ドアが開き… でも、星川はそのまま中に入ろうとしない。 「星川?どうした?」 「………先生…僕で本当にいいんですか?」 そして、俺に背を向けたままポツリと呟いたその言葉に、俺は……… 「………俺は、おまえがいいんだよ。おまえだから────」 その背中に額を当て、 「…………こんなに好きになったんだ。」 そう想いを告げた。

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