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年下の彼 26
「ばっ……おまっ……んんッ……」
やっぱりこいつ、全然わかってねー!
「気持ち……いいですか?」
「……ッ……あッ……やッ……」
「……それそろいい……ですか……?」
「もっ……早く……ッ……」
とりあえず、穴をこれ以上見られたくない俺は無意識に星川の腕を掴んで訴えた。
でも、同時に一瞬過ぎったこと……
「ほっ……ほしかわっ!」
「……ど、どうしたんですか、急にっ」
そして俺の声に指の動きが止まる。
「あの……さ……」
「はい……?」
「ひ……久しぶり……なんだよ……」
「え?……何が、ですか?」
「いや、その……後ろに……入れられる、の……」
「あっ……あの……久しぶり……なんですか?」
「う、うん……」
「だって……あの時……」
「あの時?」
「化学準備室で先輩と2人で居た時……最後まで……」
「準備室で?…………あ、」
確かにあの時準備室で、流さて洵也とシた……
けど……
「おまえ、勘違いしてるぞ。」
「あの…………」
「あの時、おまえは俺と洵也との会話“聞いてしまった”て言ってたよな?見てはないんだよな?」
「………………はい。見てはないですけど。」
「じゃあ、やっぱり勘違いだ。俺、最後までシてないよ。」
「え?!」
「確かに寸前までは流されてヤったけど、最後入れられては……ない。だから……」
だから、久しぶりだと告げると、背中から思い切り抱き締められた。
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