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第123話 DK生着替え

【斗織Side】 「遼、持ってくのは構わないが、着替えてけよ」 「え?大丈夫だよ。外もう結構暗いし、上にコート着ちゃえば気付かれないよ」 どうして反対されているのか分かってない目で、きょとんと見つめ上げてくる。 その目で見つめられてると、つい全部許してやりたくなっちまう……が。 「帰り、まだ明るい時間かもしれねーだろ」 そもそもその格好で出かけること自体反対だが、その言葉で遼は納得したらしく、着替えてくる、と脱衣所に駆け込んでいった。 「あっ、リョーちん!オレも!」 後を追おうとしたマメのフードを掴んで止める。 「ぐぇっ……、って、なんだよトオル!?」 「お前はここでいいだろ。遼の着替えを覗くな」 「覗かねーよっ!オレはリョーちんに性的興奮を覚えねーからな!お前らと違って!」 「そうですよ、羽崎君。大豆田君は、紫藤君と同じ属性です」 俺に指を突き付けて文句を言うマメに、級長が良く分からない賛同をする。 「それにな、リョーちんのお姉さんがいんだぞ。そっちのが恥ずいだろーが!」 「あら、私なら大丈夫よ。モデルの子って平気で何処ででもストリップで着替えるものだから、目の前で着替えられるの慣れちゃった」 流石沙綾さん。 …いや、そんなに知ってる訳じゃないから図々しい物言いかも知れないが。 沙綾さんなら目の前でイケメン俳優が着替えてても全く気にしなさそうだ。 「…ん、じゃあ…、失礼します…」 諦めてその場でルームウェアを脱ぎ出すマメ。 ───カシャ、カシャ ………オイ、級長。着替えてるトコはやめとけ。 「あら、可愛いパンツ。ドット柄好きなの?」 「うわっ!見ないって言ったじゃないですかぁ~っ」 「大丈夫って言っただけよ。そりゃ見るわよ~。DKの生着替え、生パンツよ!」 って、気にすんのかよ!!

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