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第311話 男だから
「遼、暫く脚閉じてろ」
「はい」
返事をすると、後ろから太ももをキュッと寄せられた。
斗織に触られて、お腹の辺りはきゅんきゅんキテるのに、俺のちん◯んはクタってなりっぱなし。
逢ってすぐとお風呂で、たっぷり可愛がられたカラダはもう、今ある分を出し尽くしたみたいだ。
斗織と逢ってない間は何もしてなかったからいっぱい溜まってたと思うのに。……俺の器、もしかして小さいのかな?
斗織はまだまだ出せそうなのに。
サイズが違うのかも、と自分の袋に触ってみて、逆の手は背後にやってモニュモニュ。
俺のは既にペタンコシワシワなのに、斗織のまだプニプニだ……。
「何やってんだよ…」
「ううん、俺のストック斗織より少ないのかなぁって思って」
呆れ声に答えると、プッて可笑しそうに笑われた。
「いや、元々の量や入れモンも小せえかも知んねェけど、お前そもそもイキ過ぎだっての」
「…………!!」
馬鹿にされた!!
ヒドイ!イキ過ぎなんてそんなの斗織に触られてるんだから仕様がないじゃないか!
「ま、そんだけ俺とヤんのが気持ちいいって事だろ? 悪い気しねェし」
「む…、それは、斗織は俺が感じてるほどは気持ち良くなってないってコトですか?」
「違ェよ、バカ。俺は男だからな。お前を気持ち良くさせる為に必死に攻めてんだっての。負けたら格好悪ィからな」
俺も男なんですけど……
負けたら格好悪いっての、俺には適用されないのかな…?
でも、ま……斗織のそう言う負けずぎらいなトコは可愛いよねって思う。
うん、可愛い!
から、許す。
許すから、早く……
「ね、俺準備万端なんだけど、…斗織はまだ俺のこと、焦らすつもりなの?」
振り返って、唇をツンと突付けば、斗織は笑って前髪をかき上げて。
「はいはい、お待ち遠様」
酷くオトコっぽい顔をして、俺の太ももに屹立をグリッと押し付けた。
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