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第353話 チョコソース掛けちゃいました
【斗織Side】
チョコソースを垂らした尖りに舌を這わせる。
一瞬前まで文句を言ってた口が、可愛い声を漏らした。
ゆっくりと味わいながら舐めとると、甘い茶色の下からピンクの乳輪が顔を出す。
乳首を口に含んでチョコを吸い取れば、やらしく膨らんだ乳首が姿を現した。
「んゃっ、ぁ…」
俺の長着に両手でしがみつく遼は、すっかりトロトロだ。
無意識か、俺の腹に腰を擦り付けて、もっととうかされるように強請る。
「……可愛いな…」
自然と口をついていた。
一度唇に食いついてから、もう一度同じ右の乳首に戻る。
「……ん…、とぉゆぅ…」
「どうした?」
長着を掴んでた手が離れれて、ベッドの上をパタパタと動く。
その手がチョコソースのチューブを見つけると遼は嬉しそうに笑って、蓋をパコッと外した。
一体何したいんだか……
訊かずに見守っていれば、一筋の茶色い糸が垂らされる。
遼の、左胸に………
「こっちも舐めてぇ」
「っ───」
その声は、俺の理性をブッ千切るに十分な威力を備えていて………
「───オイ、舐めてやっけど覚悟しろよ」
理性を飛ばす前に堪えた声が、矢鱈に低く轟く。
ビクンッと震えたその体に、怯えさせてしまったかと柔く頬を撫でると、遼は情けなく目を潤ませて。
「斗織がいい声でエッチなこと言うから出ちゃったもぉー…」
早すぎる吐精を俺の所為にし、自分から出た白濁を腕でそっと隠した。
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