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第356話 苺ミルク

【斗織Side】 イヌだったら振り回すしっぽが見えるんだろうか。 いや、どっちかーてっと鰹節にむしゃぶりつくネコか。 嬉しそうにちん◯をしゃぶるエロネコの頭を軽く撫でてから、その後ろに手を伸ばす。 「んぅぅ…」 触れてみればすっかり熱っぽくなってるソコ。 ボトルからままじゃ冷たいだろうと、掌にとって温めてから後孔へ落とした。 容器とは色の違う乳白色のトロリとした液体を皺の一つ一つを広げるように指先で塗り込んでると、早く早くと強請るように腰が揺れる。 すっかりやらしい体になったなと考えて直ぐに、いや、初めて触った時から敏感なカラダだったかと思い当たった。 指先を待ち侘びたかのようにすんなりと受け入れる孔に己の欲望が膨れ上がる。 ピチャピチャ、ちゅぶちゅぶと言う水音にやがてチュクチュクと俺の指の動きに合わせた音が混じって、堪えた嬌声と合わさる。 尻の入口で泡立つ物がいつもの無色透明じゃないのも変な感じで。 はくはくと呼吸するように俺を求めるココを、今日はローションで解した後も舐めていいんだろ? そう思った瞬間、肉欲よりも先に、確かにここに使うならチョコじゃなくて苺ミルクだよな、と考えた自分が可笑しかった。 指先で中の好いトコロをコリコリと引っ掻いてやると、堪え切れなかったようで、弛んだ口から飛び出た俺のモノが綺麗な顔を軽く叩いた。 「あんッ…」 面食らった様が面白くて、下に弾いて戻ったちん◯でその顔を何度か攻撃する。 「やぁっ、ぺちぺちすんなぁっ」 プルプルと横に振った頬から、俺の先端に、粘ついた銀糸が伝ってプツリと解けた。 「遼」 名前を呼べば首の動きを止め、飼い主様に呼ばれたかのように、蕩け切った顔を上げる。 甘えたな声で「なぁに?」と応え、頬を撫でた掌にヌルヌルの顔を擦り付けた。 「四つん這い」 「へ…っ?」 俺の言葉は、予想外だったらしい。 きょとんと見上げた顔からはすっかり色香が抜け切ってる。 心なしか青褪めてないか…? 「遼、尻こっちに向けて四つん這いになれ」 「そっ……れはぁ……」 今更一体何を恥ずかしがってんのか、急にオタオタと手を振り回しだす。 「舐めらんねェだろ、早くしろ」 「えっ、ちょっ、まっ」 「えちょま?」 「ちがっ…、ちがいますよっ!? ちょっと待って!俺シャワーしてくるから! 斗織はさっさと浴びてたからいいかもだけど、俺学校から帰ってそのま…」 「待てるか」 俯せだった体を半回転させて仰向けに寝かせた。 「まっ、とぉ…んぶっ」 騒がしい口にちん◯を突っ込むと、静かにはなったが苦しそうな呻き声が漏れる。 「お、悪ィ。喉まで行ったか」 「けほっ、んん~ぅーっ、げほっげほっ………ひどいぃぃデカいーっ」 「噎せるか文句言うか褒めるかどれか一つにしろ」 「じゃあ文句言うっ!斗織のおっきくて口に収まり切らないんだから気をつけ…」 「そんな褒めんなよ」 「褒めてないってば!」 文句を言いながらも、目の前に突き付けてやればおとなしくなってチロチロと舌を動かす。 「どうせもう苺ミルクの匂いしかしねェよ」 ヘソから下に向かって舐め上げていけば、ビクビクと躰を震わせながら、遼は観念したように脚をゆっくりと開かせていった。

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