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第401話 爆弾発言

お母様───!! 俺、感動で泣いてしまいそうです!! お母様の言葉を聞きながら、俺は密かに涙を堪えていたのだけれど。 俺にとってはすんごく嬉しい話でも、子供たちにとっては、そんなこともなかったようで…… 大人の話に飽きたんだろう。 膝の上でモゾモゾ動き出した真衣ちゃんに気付いた侑士くんが、真衣ちゃんの手をつんつん突付いた。 「まい、とーるにぃちゃんトコ いってくれば?」 「あいっ」 膝から下ろしてあげると、真衣ちゃんは ぽてぽてとした足取りで斗織のもとへ向かっていく。 いいな…俺も斗織のとこに………はっ! いやいや、羨ましいとか言ってる場合じゃなかった! うちの母さんとお姉ちゃんに挟まれてイジられてるっぽい斗織から顔を逸らし、首をプルプル。 今は自分の欲望よりも、お母様と交流を深める方を優先しなきゃ。 これも斗織の嫁の仕事です! ふと、膝の上に重みを感じ視線を戻した。 目の前(下)にはどっかりと、お父さんである大和お兄ちゃんと同じポーズで座る侑士くんの姿…… 「えと……侑士くんも抱っこ…?」 「うん!」 「うちのガキ共が悪ィな、遼。真衣より重いだろ」 「あ、いえ…、大丈夫です」 確かに真衣ちゃんよりは重たいけど、なにも潰れるほど重い訳じゃない。 ただ、侑士くんには懐かれてる気がしていなかったから、少しビックリしただけ。 長男の征二くんも俺の隣に寄り添うようにピタッと座ってる。 なんか……、家族として受け入れてもらえてるみたいで嬉しい! 侑士くんはもしかしたら……真衣ちゃんを斗織のところへ行かせたのは、自分が俺の膝に座るためだったのかな…? 脚をバタバタさせてご満悦。 「ねーねー、おばあさまー」 斗織とは異なり物怖じしない様子でお母様に話しかける。 「なんですか?」 お祖母ちゃんと孫のほのぼのとした姿に、思わずほっこり……… 「りょーにぃちゃん、こんなにかぁいーのに ちゃんとオトコなんだよ! おれ、ちんちんギュってしたもん」 「───っっ!!」 ───ほっこり……できるかあっ!!! お母様絶句、 お兄ちゃん渋い顔、 芽衣さん顔面蒼白…… 「───遼司くん、ごめんなさいっ!」 「いえ…、子供のやった事ですし…」 「あー……、悪ィ、遼。いつだ?」 「初めてお邪魔した日です」 「とーるにぃちゃんよりちっさかった!」 「「「っっ……!!!」」」 侑士くん…… そういうのは……そっとしておくもんだよ……… 「いえ…、俺のが大きかったら斗織、可哀想ですから……」 「いやどう言う返しだよ!」 ビシッとツッコんでくれたのはマナちゃん先生だ。 他の大人の皆様は一瞬俺の股間を凝視して、そっと目を逸らした。 ………って! パンツ穿いてズボン穿いての上からじゃ確認できないのが普通だから! 斗織の、布越しでも分かっちゃうデカさのがイレギュラーだから! 「…………!!」 だけど……、そっと盗み見たお兄ちゃんのソコも、斗織同様、布越しにも存在を主張するサイズだった。 マナちゃん先生の言う通りに。 ずるい………

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