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第35話 和装男子図鑑
衝撃ばっかり大きくて、黒髪を斗織に変換どころじゃなかった………。
「えと、えとっ、きぅちょう…?」
「では次、こちらをどうぞ」
また、本を渡された。
タイトル、
『和装男子図鑑』
図鑑って…!!
図鑑とか言いつつ中身はビ、BL…なんでしょ、どうせ。
もぉーっ、腐男子おっかない!!
心の中で文句を言いつつ本を捲ると、さっきの斗織みたいな、着物に袴の人が現れた。
お茶、点ててる。……ちょっとかっこいい。
袴の人はお茶の先生みたい。
そのお弟子さんは、美少年の春也くん。
先生は背後から手をとって春也くんにお茶の点て方を教えていたんだけど………
───どうしてこうなった!?
なんで着物をはだけさせられた春也くんの乳首が、お茶点てるシャカシャカのやつ(茶筅)で擽られてるの!?
「BL、乳首攻めはテッパンなの!?」
「18禁ならインサート出来るんですが、これは15禁ですからね。攻められるところも限られるんです。前立腺がダメとなると」
「そ、そうなんだ…」
「ああ、でも、R-18でも乳首は攻めるそうですよ。胸をイジられてあんあんヨガっちゃう受け、可愛いじゃないですか」
ないですか?と訊かれても、腐男子じゃないからよくわからない。
でも、…なんとな〜く、先生たちの続きが気になって、本に目を落とす。
『はぁっ…はぁっ……ぁんっ、ぁっ、せんせっ…』
『どうしました?』
『んぁっ…もっ、ほしぃっです……せんせいのっここ……』
春也くんは、袴の上から先生のそこをはむ、と咥え込んだ。
布の上から形が見えて、ちょっと…やらしい。
『いけませんよ、春也。袴が汚れてしまいます』
叱責されて、うるうる目で見上げる春也くん。
『そんなにここが欲しいなら、自分で袴を脱がせなさい』
『どう…すればいいですか…?』
『どうすれば?───だからいつも、袴を着けて来なさいと言っているでしょう。いつまで経っても着流しで』
着物の裾を捲ると、お尻がぷるんと現れる。
『下着も着けないで、はしたない。私にこうしてお仕置きされたかったのですか?』
お尻をやんわり撫でたかと思うと、次の瞬間ペシーン、と大きな音が鳴った。
春也くんの腰が跳ね上がり、白いお尻が赤く腫れる。
『あッ、やァッ!せんせっ、ごめんなさぃっ、せんせぇっ』
『ほら、見て覚えなさい。袴はこうして脱ぐのです』
『んぁっ、いたっ、やぁあんっ』
『こんな時に余所見ですか?そんなことだからお前は覚えが悪いのです』
『ごめんなさっ…、あんっ、見ますっ、見るからぁっ、叩かないでえ…っ』
先生の袴がはらりと落ち、先生のおっきなモノが顕になった…んだと思う。
残念ながらこれが15禁の限界か、春也くんの頭に隠されてしまったけど。
春也くんは涙目のままうっとり微笑むと、先生のソコに唇を寄せた。
直接は見えないけど、立ってる先生の足元に跪いて、春也くんは懸命にソレにご奉仕してるんだと思う。
じゅるっ…じゅるり、って効果音が入ってる。
いいなぁ、春也くん。
俺も、斗織のち○ちん、ちゅーちゅーしてみたい。
お尻叩かれるのはやだけど、撫でてもらえるのはいいなぁ。
いっぱいキスして、いっぱいイカせてもらって、斗織のこともいっぱいイカせてあげたい。
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