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第22話
雪史の家まで来ると、門の手前で、的野はポケットに手を突っこんで寒そうに肩をすくめた。
「それじゃ。また、明日な」
「うん」
リフォームはまだ終わっていない。明日も仕事でここに来るようだった。
的野は来た道を引き返していった。
事務所によるんじゃないのかな、と思ったけれど雪史は事務所の場所は知らない。
男の友人を家に帰すのに、女の子みたいに送ったりはしないだろうから、きっと事務所はこの近くにでもあるんだろうと、考えながら後姿を見送った。
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