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◆◇◆◇◆
カリカリカリカリカリカリカリカリ。
たんッ、たんッ、たんッ、たんッ、たんッ、たんッ!!!!
怒涛の勢いで決済されていく書類。
カタカタカタカタカタカタカタカタ。
たんッ、たんッ、たんッ、たんッ、たんッ、たんッ!!!!
パソコンで上げられた企画書を高速で処理していく。
決済を始めて丸二日になるが、スピードは全く下がる気配がない。
「……ん?」
気が付けば、目の前も周囲もやけにスッキリしている。
龍嗣は目をパチクリさせた。
「お疲れ様でございます」
ドS常務の弓削が、絶妙のタイミングでエスプレッソを差し出した。
「……終わった…のか…?」
未だ信じられない状態だ。
「思った以上に早い仕上がりでございましたね。
ふふふふふ…」
普段から真面目にやればここまで書類は溜まらないのだと匂わせ、弓削がニヤリと笑う。
取り敢えず、向こう一ヶ月分の仕事は片付けた筈だ。
………と。
部屋の外が何となく騒がしい。
カチャカチャとドアノブが回される音が数回した後…。
どごおっ!!
重厚なドアが、轟音とともに吹っ飛んだ。
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