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第2話

「ど、どこに連れて行くき  ですか」 そう質問をしても返事は返って こなかった。 それから1時間がたった。 当たりを見渡すと、森しかなかった が、屋敷の明かりはついていた。 「ここは私の住んでいた家だ」 拓海の会社は大企業で、父が会長 自分は社長という金持ちの家系なのだ。 玄関の方へ行き、ドアを開けると 秘書の隆文さんが出迎えた。 「お待ちしておりました。  準備は整っています」 「そうか、助かった」 (準備って何だろう) 美央は不安で押し(つぶ)されそう だった。 「今から目隠しをしてもらう。  隆文出してくれ」 「はい」 拓海は目隠しを取ると、美央に それをつけた。視界を奪われて しまったので余計に不安になった。 (どうして、目隠しをするの?) 不安とその疑問が頭を支配していた。 「少し歩くぞ」 拓海に支えられながら、歩いた。 そして、目的地についたらしく ドアを開ける音がした。

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