4 / 7

すべては告白するために!

 ふむ、こうなったらジョギングコースを変えましょう。  楓さんに会えないのは辛いですが、これも痩せるため。告白するためです。  ……しょうがない、ですよね。  ――――。  ――――――――。  こうしてぼくは翌日から、ジョギングコースを変え、気を取り直して走っています。  一度は決めたことですが、やっぱり楓さんと会えない日が続いたおかげで、ものすごく寂しいです。  お腹も減りますし、もう、ジョギングやめたいです。  楓さんにも会いたいです。  ジョギングコースを変えて3日が経ったある日、ジャージ姿で家の門を出ると、すぐそこには楓さんと見知らぬ女性の方が見えました。  おふたりはとても仲が良さそうでした。  もしかして、楓さんの彼女さんでしょうか。  腰まである長い髪は艶やかで、体のラインも細くて、色白な肌をされています。とても美人さんです。  ぼくなんかと比べては失礼ですが、彼女さんはすごく華やかで品があって……。  すごく……。  お似合い、です。  なぜ、このタイミングで出会ってしまったのでしょう。  こんなふうに、見せつけるように……。  そりゃ、楓さんに会いたいって思っていましたよ?  でも、これは酷いです。  彼女さんと仲が良さそうにしている楓さんなんて。  このタイミングで会いたくなんてなかったです。  ズキッ。  あう……胸が痛いです。  ぼくって馬鹿ですね。  もしも痩せることができたなら、同性でも受け入れてくれるかもしれないなんて思ったりして……。  楓さんみたいに格好いい大人の人が、ぼくみたいな何の取り柄もない凡人に……。  しかも同性相手にそういう感情が芽生えるわけがないのに……。

ともだちにシェアしよう!