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23 幸せになるまであと237日-7。
『何もしないからベッド行こう…ここで寝たら風邪ひく。』
そう言われ、手を引かれるままにベッドへと移動する。
ドサッと腰を下ろし、俺を寝かせて布団をかけてくれた。
『ツライ?』
『な、何がですか!?』
『いや、俺との疑似恋愛ごっこがツライのかなって思って。この前も彼女作っていいですか?って聞いてきたし…』
『いや、それは…』
『やめたかったらやめたいって言ってもいいぞ?』
『別に…』
『ん?』
『いや!!一回引き受けたんで最後までやり通しますよ!!俺、筋は通すタイプなんで!!!』
いきなり大声を出し、気合入りまくりで叫び出した俺に驚きながらも西野さんは「ありがとう。」と言いながら微笑んだ。
『じゃぁ横に寝ていい?恋人同士だから…』
そう言われ俺は無言で頷いた。
電気を消して真っ暗の中、俺の心臓の音だけが聞こえる。
これ、西野さんに聞こえてるんじゃないだろうか…?
『えっ?西野さん!?』
いきなり西野さんが横向きに寝ている俺の背中を包み込むように抱きしめた。
『酒臭ぇ…』
『だったら離れてくださいよ。』
『やだ。天野の匂い好き…』
『…』
うなじにかかる西野さんの吐息にゾクゾクしたが、疑似は疑似。
からかわれているだけだと自分に言い聞かせ、理性との勝負が始まった。
『西野さん何もしないって言ったじゃないですか。』
『これはセーフ。』
『勝手ですね。』
『なんとでも言え。』
しばらくすると後ろから寝息が聞こえてきた。
そっと西野さんの手をどけてトイレへと急ぐ。
『お疲れ自分。』
そう言いながらズボンと下着を下ろしゆっくりと扱き出す。
もちろん想像するのは西野さん。
『ハァ…』
二回目になるとさすがに興味半分でやってみたら見事成功しました。では片付けらんねぇよな…
これは最後の最後まで認めたくなかったけど、やっぱり俺は…
西野さんが好き。
『んっ…西野さん…』
便器に向かって白濁を吐き出すと、呼吸を整え大きく深呼吸してからベッドへと戻ったのだった。
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