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31 幸せになるまであと181日。

『おはよ。』 『おはようございます。朝ご飯できてますけど食べますか?』 『おう。もらう。』 2人で食卓に座り朝ご飯を食べる。 微笑ましい光景のハズなのに、俺たち2人は無言だ。 昨日あんなことがあり、俺は何を話せばいいのかわからない。 そもそも結構酔っていた西野さんは覚えているのだろうか? いや、この喋らない状況を見ると覚えていると思って間違いないだろう。 なに?昨日のは間違いだった。忘れてくれ。ってか? 俺の心を弄ぶな。 あの後うるさい心臓を黙らせるのにどれくらいの時間がかかったか。 おかげで寝不足。 『ふぁぁ〜』 『眠いの?』 誰のせいで。 『眠いです。昨日あまり眠れなかったんで。』 『なんで?』 『なんでって…色々ありまして。』 『キスのこと?』 『なっ!!!覚えてるんですか!?』 『なんとなく…』 『なんとなくって…』 『昨日のキスで、気悪くしたんなら、ごめん。』 味噌汁のお椀で顔を隠すように謝ると、西野さんは味噌汁を飲み干した。 『いや、別にいいですけど…』 『俺、疑似なのに調子乗ってたな…本当すまん。』 『だからいいですって…』 なんとも言えない雰囲気のまま、西野さんは新幹線で大阪へ帰って行った。

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