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45 幸せになるまであと63日-3。

なんであんなこと簡単に言うかなぁ… 浴槽に浸かりながらさっきの言葉を思い出す。 一緒に入るからなんだってんだ。 だから俺はもう一緒に入るなんて無理なんだよ。 はぁ… と、溜息をついて浴槽の淵にアゴを乗せた。 ガチャ 『えっ!?ちょっ…!!何してんですか!?』 『何って風呂。』 『いや、そうじゃなくて、ちょっ…狭っ!!おい!!!』 ザバーッとお湯が浴槽から溢れ出す。 イキナリ西野さんが風呂に入ってきたのだ。 しかも今は浴槽の中。 ちょっと待ってくれよ… ってか、入浴剤入れといてよかったぁ… 幸か不幸か乳白色の入浴剤のおかげで、俺と西野さんの下半身は見えない。 ただ、これどうやって出る? 俺はもう体も頭も洗ってあるからサッと出れるんだけど、西野さんの前でチンコ晒すのか? 今は急な出来事すぎて俺のジュニアは落ち着いているが、いつ何時どんな反応を示すかわからない。 今か? 今のうちにサッと出ちまうか? 『天野。』 『は、はい!!』 『背中洗って。』 『えっ!?』 『せっかく二人で入ってんだからいいだろ?お前のも洗ってやるから。』 『お、俺のはいいですよ…』 ハードル高すぎ… ってか、これって西野さんの背中洗うとき浴槽の外に出なきゃダメ? 中からでもいいかなぁ?なんて。 ヤバイ… 考えただけでも反応しそう。 『先に頭とか洗うから待ってて。』 そう言いながら西野さんが浴槽から出る。 うわ… でけぇ… 西野さんの下半身から完全に目が離せない俺はもはやただの変態だ。 マズイ… お湯の中で少し反応しかけている自分のジュニアを優しくなだめる。 母の顔、母の顔を思い出すのだ… と、訳のわからないことを念じ目を閉じる。 とりあえず見なければいいんだ… と、西野さん自体から目を背ける。 『はい。準備OK。』 そう言ってタオルを渡された。 『はい…』 渋々浴槽の中から手を伸ばし、西野さんの背中を洗う。 『お前やる気ある?全然力入ってねぇんだけど。』 やる気って… そんなものはありませんよ… と、思うのに負けず嫌いの俺の何かが爆発した。 『よし!!やってやりますよ!!』 そう言って浴槽から出ると西野さんの背後に回って背中を洗う。 『あぁ…きもち。もっと右。』 『ここですか?』 『もうちょっと下。』 『ここ?』 『あぁ…そこそこ。きもちぃ。』 って、なんかやらしくない? すかさず自分の下半身に目をやると、半勃ちとまでは行かないが、少し反応を示していた。 これはヤバイと、タオルを放り投げ浴槽へと飛び込んだ。 『終わり?』 『終わりです。』 『あ、ありがとう。』 不審がる西野さんを無視して俺はもう一度母の顔を思い浮かべた。

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