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第3話

あの日、1人寂しくいた。と言うのも僕は祖父母のいえにいきかったけど、親戚の家にいくことになってしまってて、親戚はいつも僕の事を置いていっていて食事もろくにくれなかった。 「あのこは呪いの子だよ。」というのを聞いて しまったとき、当時の僕には辛すぎて何で置いていって死んじゃったのと何回も思った。 そんなとき、もう楽になりたいと思って、首を吊ろうかと思って、窓の側にロープを掛けた。 そのくらい追い詰められていたから、そんなとき見つけてくれたのが優さんだった。そのときも隣にすんでいた優さんは、いつも訪ねてきてくれて僕のヒーローみたいな存在で、いつかあんな風になりたいと思っていた。 「おーい。空いてるぞ。不用心だな。陸は。何やってんだよ。バカっ。」 「優さん。だってもう生きたく無くちゃって。僕なんかに構わないで下さい。もう死ぬので。」 「俺が許さないからな。死ぬんなら俺も一緒に死ぬからな。」 「何で僕のためにこんなにしてくれるんですか?僕は呪いの子なんですよ。」 「誰が言ったんだ?そんなこと言うなんて。あのババアか。あいつがそんなこと思っていたって俺には大事なんだよ。お前が何よりも。だから死ぬなよ。」 そんな言葉に励まされて今日の今まで生きていた。だから今度は僕が優さんを助けたい。 あの頃は僕のヒーローみたいだった貴方がどうして今は瞳も暗くなってしまったのか知りたかった。その時、感じなかった気持ちを今では感じていたから。今は好きだからそう思うのかも知れない。

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