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第4話
家でも学校でも殴られて、さらに学校ではフェラなどの行為をされたり、何度か死のうとした。
誰も僕を必要としていない。
自分も誰も必要としていない。
なんで、僕は好きになっちゃったの。
こんな感情知らなければ死ねたのに。
先生はみんなから親しまれて、なんでも完璧に熟して、女子にも男子にも人気で。
こんな僕と話したりしたら先生が穢れてしまう。
そう思い、極力はなれていた。
でも、すれ違う度に僕の体調を気遣ってくれて、それだけで嬉しかった。
でも、なんで、こんな僕に構うの?もう近付かないでそうとも思った。
先生は、何も知らずに僕に接した。
最初は怖かった。でも、だんだん慣れてきて少しだけなら話せれるようになった頃。
先生と話しているところをあいつらに見られ、更に暴力などが増えた。
前までは、口答えする度に殴ってきたが、今は違う。
「朋也先生と何話してたんだ?まさか話してないよなぁ?このこと」
「言ってな……うぐっ」
何度言ってないと言っても信じずに、いや、言ったところで意味は無いだろう。
何度も鳩尾を殴られ、気持ち悪い男の性器を口に含まされて、何度も何度も吐きかけて、生理的な涙が頬を伝った。
気持ち悪い。気持ち悪い。助けて。朋也せんせ、
その瞬間に、意識が途絶えた。
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