8 / 14

第8話

今日は気づいたら、まず風呂に入って汚れた体を洗った。 出来るだけみんなに迷惑をかけないように、シャワーだけ浴びた。 そのあとに、長袖のパジャマを着てリビングに向かった。 今日は何もしてこないな。そう思ったら、叔父が後で部屋に来なさいと言った。 僕は分かったとだけ言ってご飯を食べた。 嫌だ。なんて言えるはずなく、僕はご飯を少しだけ残して部屋に向かった。 こんなの、先生とは釣り合わない。 またモヤモヤした気持ちが生まれた。 何故かいつも頭の片隅には先生がいて。いつもと同じような笑顔をこちらに向けて、そんな先生が好きだった。 この感情は、先生に向けちゃいけない。向けてしまったら居なくなるから。 辛くてもいい。 苦しくてもいい。 先生を失うのであれば僕は、この恋を捨ててしまおう。 そう思った。

ともだちにシェアしよう!