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第138話 浅ましい考えと安心(和希)

結局、あれから風呂を沸かし掃除して、時間を潰した まだかと待ってるとガチャと玄関のドアが開き、拓真が帰って来た。 時間を確認すると7時近かった。 「和希、いる?」 拓真の声に本当に帰って来てくれたと嬉しくなって、玄関に迎えに行き抱き着く。 「拓真、お帰り」 「いい匂いするな、何か作ったのか?」 「うん。夕飯は?」 「昼だけ食べた。腹も空いてるけど疲れた」 「お風呂沸いてるから一緒に入ろう。疲れたなら俺、体洗ってあげるし」 「んじゃ、頼むか。や、マジ疲れた」 俺が誘うのも珍しいから拓真は嬉しそうだった。 俺は抱き着いた時に、女の子の微かに香水と化粧の匂いがしたのが嫌で、全て洗い流したかった。 俺のそんな気持ちも知らず、拓真はウキウキと風呂場に向かう。 その後を黙って着いて行った。 2人共全裸になり軽くシャワーを浴び 「ほら、拓真、髪洗ってあげる」 「ん、頼む」 シャカシャカ泡だて洗っていると下を向いてる拓真が話掛けてきた。 「マジ、疲れた。打合せ兼ねてファミレスで飯食って、下らねえ話に2時間も付き合って、それから洋服見るとか言って2〜3店付き合わされた。マジ、疲れた」 今日、女の子と会った時の話をしてきた。 たぶん俺が不安になってるのが解って、安心させるつもりで話してるんだと思うけど……話を聞いて。 それってデ-トじゃあないの?って心の中で思ったけど何でもない風を装って 「お疲れ様。それで合コンいつになったの?」 「ん…11月の2週目の金曜日に7時から」 「そっかぁ。幹事も大変だね。頭、濯ぐよ」 頭を洗ってあげ、体を洗い始める。 「和希、くすぐってぇ」 「ほら、動かないでよ。洗えないでしょ」 拓真の勃ち上がってる男根を無視し首から足先まで洗いシャワ-を掛ける。 ニヤニヤ笑い「和希、肝心な所洗って無いけど」 腰を前後に振ると揺れる男根を掴み 「ここは俺の口で隅々まで、洗ってあげる」 俺が言うと拓真はびっくりした顔をしたが直ぐに嬉しそうな顔になる。 拓真の前で跪きペロペロ舐め始め、玉袋も綺麗に舐め手で揉む。 「あっ、和希……いい」 鬼頭もベロベロ舐めまわし、先の穴も突っつく。 「そこ、先っぽ感じる」 拓真が感じる所を重点的に舐め、咥内にシュブジュブ……飲み込む。 「はあ、あったけえ、気持ちいい。和希、頭振って」 言うと同時に拓真は腰を振り出し、俺も前後に頭を振り咥内で舌を使う。 「ああ、気持ちいい…はぁはぁ…そこ舌もっと」 頭を両手で持ち本格的に腰を使い出した拓真に唇を窄ませ苦しかったが名一杯頭を前後する。 ジュブジュブ…ジュルジュル……。 風呂場に響く隠秘な音が聞こえ、拓真も興奮してるのが解る。 「かず…き。あっ…うっ…逝く…あうっ」 俺の咥内に白濁を注ぎそれを嚥下した。 飲み切れ無い白濁を舌を使って舐める。 ん…濃いな、大丈夫。 浮気して無いと確信してやっとホッとした。 俺のそんな浅ましい考えも知らず拓真は 「和希、気持ち良かった。何か疲れが取れた気がする和希が俺を欲しがったのが凄く嬉しい」 そんな拓真に本当の気持ちを言わず、にっこり笑い。 「だってぇ、拓真居なくって寂しかった。早く帰って来ないかなって思ってたから欲しくなっちゃった」 俺の言葉に感激したのか跪き抱きしめ 「和希、ありがとう。俺も早く和希の所帰りたかった、和希の事ばっかり考えてた」 「拓真、大好き」 ぎゅっと抱きしめた。

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