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第151話 R18(和希)
「うう…ふう、少しキツイか?大丈夫か?」
「あぅ…大丈夫。動いてぇ…」
「そう、焦るな」
ボディソ-プに手を伸ばし、結合部に垂らす。
「これで、少しは滑りが良くなるだろ」
拓真も動きたいのを我慢して、こういうフッとした優しさが凄く好きだ。
「おい、どうした。キュ-キュウ-に締まったぞ」
心で思ってた事が、体に反応したらしい。
「解んない。ただ、拓真の事好きだなぁって思っただけ」
俺の背中にキスして
「和希、俺も好きだ」
ゆっくり腰を回し、中の滑りを確認して大丈夫と思ったのか腰を振り始めた。
「あぁ…そこ…いい…あたってる…はぁん」
パンパン…パンパン…
「和希の良いところ当ててるんだ。ほら、もっと感じろ。締まって気持ち良いぃ」
下から穿つようにガツガツ…パンパン…ガツガツ……グヂュグヂュ…ズブズブ…
お風呂場で響く卑猥な音で、更に興奮する。
「んぐ…ああ…いい」
「いい…ひっ…あふ…あん…うぅん…」
「和希、一緒に逝くぞ」
「うっくぅ……うん」
一層、激しく突き刺さすように穿つ腰に、俺も腰を振り後孔を締める。
「うぅ…締まる…うぅう…だめだ…うぐぅ…逝くう…うぅっ…んぐぅ…うっ」
「あぁあ…逝くぅ…逝くから…はふぅうっ…うぅうっ」
一緒に逝って、俺の中に拓真の白濁の熱さを感じて、嬉しくってキュ-キュ-に締め上げた。
「うぅ…はぁはぁ和希…うっ…締めるな…うがぁ…あうっ」
締めた事で、また逝ったらしい。
「はぁはぁ…解んないよ。体が勝手にはぁん…たくまぁ…アツっ…んん」
「はぁはぁ…俺の精液で感じんのか?和希、淫乱だな。可愛いけど」
俺の顔にキスし、舌先を絡め離す。
「はぁはぁ…中、気持ちいい…」
名残惜しそうに、グブッと音を立て出ていった。
「凄えな、泡立ってるよ。このまま洗ってやるから」
中を洗われその度に、小さく喘ぐ俺に
「洗ってるだけなのにな。敏感だな。疲れて、もう、今日は無理だ」
俺の体を軽く洗いシャワーを掛け、拓真も浴びて風呂に入る。
後ろから抱きしめられながら
「はあ、やっと落ち着いた。精神的にも体も。
和希と居ると癒される」
嬉しい言葉を貰い、俺もやっと気持ちも体も落ち着いたと思った。
少し温まってると拓真の頭がユラユラ揺れて眠そうだったからお風呂を出て、ベットに2人で横になる。
拓真は俺を抱きしめて直ぐに寝息を立てた。
拓真の寝顔を見て、拓真は案外気を使う所があるから気疲れしたんだろうと思い、拓真の背中に回してた手で背中を撫でた。
そして今日もフェラをして、精液の濃さに拓真が浮気して無い事を確認してホッとした。
わざとフェラに持っていくように焦らしたり、指を舐めてみたりして、飽くまで拓真から誘った形にした。
俺がそんな事考えてると知らず拓真は嬉しそうだった
これからも、もし合コンとか飲み会がある度に……待つ時間が長ければ長い程、拓真が欲しくなり、それでフェラして精液の濃さを確認していくんだろうと自分の浅ましいさと卑劣な考えに嫌になる。
拓真の寝顔に「好きなんだもん。仕方無いよぉ。ごめんね、こんな俺で。好き過ぎて可笑しいのかも」自嘲した。
暫く拓真の寝顔を見てから、拓真の腕の中で眠れる幸せに浸った。
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