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第183話 危険な鉢合わせ?(拓真)

「ぐっ…はぁはぁ…うっ…うぐぅ」 和樹が逝き、中の締め付けで俺も耐えきれず白濁を放った。 「はぁはぁ…大丈夫か?はぁはぁ」 「はぁはぁはぁはぁ…うん」 久し振りの和樹の中はキツく、俺の男根をキュッキュッ締め付け離さない程で、俺も気持ち良かった。 女とは違う締め付けで……和樹の中は最高だ。 和樹の就活用で少し短く切った髪を撫で 「和樹、シャワ-浴びられるか?」 和樹との久し振りのセックスで俺も激しくシタという自覚があった。 「少し、休みたい」 「解った。俺、浴びてくるから、休んでろ」 服を持ち真っ裸で浴室に行く。 シャワ-を浴びながら、少しの罪悪感と和樹への愛おしさを再認識していた。 「和樹が来る前に、追い出しておいて良かった。危なかった」 独り言が出た。 コンビニから戻って来たら、部屋の前に和樹が居て驚いた。 就活で忙しいから俺は放って置かれ、寂しい思いと周りの就活に疎外感もあって、あの日から何度か女を抱いていた。 昨日はラブホに行く金も勿体無いし、帰りも面倒だと部屋で女を抱いた。 うっかりそのまま寝ちまったらしく朝早く目が覚め、隣に寝ていた女を叩き起こした。 「始発が出てる時間だ。ヤッたら帰れ!」 「酷い!」「最低~」とか暴言吐かれたが、いつもの事だ。 1回寝たくらいで優しくする必要も無いし、後々面倒になるとこっちも冷たく突き放した。 「しつこくされたら堪ったもんじゃねぇ~からな。2度と会う事はねぇ~から。さっさと帰ってくれ」 「本当に最低な男ね。少しぐらい顔が良いからって、何様のつもり?こっちから願い下げだわ」 捨て台詞を吐いてドアを凄い勢いで締めて出て行った 「やっと帰ったか」 女を抱いてストレス発散するまでは良いが、その後が面倒癖ぇ~。 付き合った当初は、あんなに浮気はしないと決め、ずっとそんな事はしてなかったが、1度浮気をすると2度も3度も一緒な気がして、始めの罪悪感も薄れてくるから不思議だ。 和樹にバレなきゃいいかと思うようになっていた。 乱れたシ-ツを替え窓を開け換気し、シャワ-を浴び少し寝てからコンビニに朝食を買いに行ってた所だった 危なく鉢合わせになったかも知れないと思うとヒヤヒヤしたと同時に、和樹が泣いて縋って来るくらい就活が大変な時に俺は何してるんだろうと罪悪感もあった 抱いてみて、どの女より和樹が肌に馴染んでいた。 「所詮、ストレス発散と和樹の代わりだ。ちょっと言えば直ぐに足を開くような女達だ」 女達には悪態をつき、和樹を愛おしく思った。 今日は大学も休んで和樹と一緒にいてやろう。 優しくしてやろう。 そう心に決めシャワ-を浴び終わり和樹の元に戻る事にした。

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