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第188話 R18(拓真)

和樹が第2希望の会社に内定を貰ったと聞き、俺も一安心した。 これで就活もそんなに躍起になってしないだろうと思っていた。 和樹の嬉しそうに報告する姿を見て、お祝いしてやろうと考えた。 和樹に話すと、嬉しそうな笑顔を見せた。 久し振りに、和樹の笑い顔を見た気がした。 部屋に帰ると和樹が「お帰り~♪」と出迎えてくれて ‘あ~良いなぁ~’ と思った。 この間、ちょっと和樹に問い詰められヤバイと思ったが、何とか和樹を言い含めた。 少しの後ろめたさもあり、こういう時こそ一緒に過ごしたかった。 夕飯を食べ終わり、ケ-キとワインを冷蔵庫から出しワイングラスなんか無いから普通のグラスにワインを入れた。 「和樹、おめでとう」 「うん、ありがとう。まだ1社だけだけどね」 「でも、頑張った結果だろ?取り敢えず、乾杯~」 「うん、乾杯~」 安いワインでも和樹は「美味しいね」と笑い掛ける。 和樹の好きな苺のショートケーキを食べ 「うわぁ~、美味しい~.美味しい~♪」 本当に美味しそうに食べる和樹に大したお祝いでも無かったが、やって良かったとその嬉しそうな顔を見てそう思った。 「和樹、苺やる」 和樹の口元にフォ-クで刺して食べさせる。 小さな可愛い口を開け食べる和樹が小動物みたいで可愛いかった。 「可愛い~な♪」 「何が~」 「いや、リスが頬を膨らまして食べてるの思い出した(笑)」 「また~、俺はリスじゃないって~。もう」 プク~ッと膨れる頬を指で突っつき、こんな時間も久し振りだ~と感じた。 「リスより可愛い~かも(笑)」 そう言って和樹を抱き寄せ唇を塞いだ。 いきなりで目を見開き驚いてたが、その目も自然と閉じた。 何度か軽いキスをし、咥内に舌を入れ和樹の舌と絡めて吸い付く。 「ん、んん…」 逃げる唇を後頭部を押さえ逃がさない。 クチュクチュ…レロレロ…チュ-チュ-…クチュ 激しくなる口付けを離す。 「はぁはぁ…拓真…」 「甘い。和樹の口ん中、甘い」 和樹の唇を確かめるようにペロッと舐め上げる。 「拓真ぁ~」 和樹から抱き着き俺に甘えてくる。 「和樹、風呂に一緒に入るか?」 「うん」 これが熱く長い夜になる合図だ。 グジュグジュ…ヌチャヌチャ…グジュグジュ… 「ぁあん…拓真ぁ…まだぁ…あん…も」 「後、少しだけ。だいぶ解れてきた」 和樹の後孔に2本指を入れ傷つけないように慎重に解している。 こんなに手間暇かけるのは、和樹だけだ。 他の女達なんか適当に胸を揉んで感じてきたようなら穴が濡れてるか確認して突っ込んでお終いだ。 和樹だから優しくしてやりたい。 「んん…拓真ぁ…はぅ…ぁ…あん」 「解ってる。もう良いだろう、挿れるぞ」 ヌプッ…ズズズ…グッグッ…ズブズブ… 風呂で立ちバックで挿れ、和樹の中のキツさが凄え~気持ち良い~。 ストレス発散と遊びで抱いてる女より何十倍も良い。 「ああぁ…うぅ…くぅ…ぁん…あぁ」 「うぅ…挿れただけで締め付けるなって。動くぞ」 ズボッズボッ…パンパンパン…グジュグジュ… 狭い風呂場に響く厭らしい音。 壁に向かい尻を突き出し揺れる体。 和樹の腰を揺すり、腰をガンガンと振りキツキツの和樹の中を突き上げる。 「くう~、キツっ。和樹、凄え~良い」 「んん…ぁあ…俺も…拓真の…あん…ぁあん…いい……いい…あん…くぅ」 パンパンパン…ヌチャヌチャ…ガツガツ… 「ああ…そんな激しく…あん…も…ぁあ…いくぅ…うっうぅ…ぁあ」 「締め付けるな! くう…俺も出る…中に出すぞ…くう…うっ…んくぅ…うっ」 和樹とほぼ一緒逝った。 和樹の背中に覆い被さり、小さな背中にキスをする。 ちゅっ、ちゅ。 「んん…はぁはぁはぁ」 「はぁはぁ…和樹.和樹…はぁはぁはぁ」 この日は2度.3度と和樹を貪った。 和樹も俺の気持ちに応えて積極的だった。 その日は和樹を離さず、ずっと抱きしめていた。 内定を1社貰えた事で、俺は和樹の就活ももう少しで終わるだろうと楽観視していた。 精々、後2~3社受ける位だろうと思っていたが、和樹が就活に意欲を見せ俺の予想より就活に勤しむとは思わなかった。 和樹が就活を頑張れば頑張る程、俺とはなかなか会えず、LINEや大学で会うだけの生活が続き俺もイライラした。 なんだか大学の奴らも和樹も就活する事で1歩も2歩も大人になったようで、なんだか蚊帳の外の自分が虚しかった。 暫く合コンや遊びを控えようと思っていたが、また少しずつ日を追う事にストレスを感じ始めていた。

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