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第204話 蜜月?⑤R18(和樹)

「ちょっと。待ってろ」 そう言って俺をソファに残し、どこかに消えた拓真。 「???」 訳が解らず黙ってその場にいると、拓真がタオルを2枚持ってきた。 体を拭いてくれるのかな? たまに優しくなる拓真だしと拓真の行動にそう思っていたら、拓真が行き成り俺の背後に回り俺の手首をタオルで縛った。 咄嗟の事で、動けなかった。 「何.何?何で?」 「たまには趣向を凝らし…と思ってな」 手首を縛り、残ったタオルで目隠しもされた。 「やだ.やだって」 「良いじゃん。実は1回ヤッて見たかったんだ」 手首を後ろ手に縛られて目隠しされて、拓真の部屋に居るのと相手は拓真だと解っていても視覚を奪われると怖かった。 「怖いよぉ~。目隠しだけでも取ってよ~」 嫌々と顔を横に振っても、拓真は取ってくれない。 「それと…」 まだ、何かするの?怖い。 何をされるか怖くって縮こまってる俺の男根を紐で縛った。 「和樹、怖くって縮こまってんじゃん」 「怖いよ。やだ、それ取って。何でするの?」 こんなの嫌だった、拓真の顔が見れない恐怖。 「だってさ、和樹、感じ易いから直ぐに逝くだろ?何回も逝くと体力消耗すんじゃん。俺の優しさ?」 「そんなの優しさじゃ無いよぉ~。拓真の顔見て普通にシタい」 「ん~、1回だけ.1回だけな…良いだろ。な、和樹」 言い出したら聞かない拓真に俺は観念するしかなかった。 「本当に、1回だけだからね」 「やりぃ~、あ~楽しみ♪ 和樹、どうなるんだろうな」 拓真の顔は見えないけど……厭らしい顔してるんだろうなと思った。 「んじゃあ、始めますか?」 拓真の動く気配が解り、何されるか解らない怖さに少しビビる。 「可愛い~、ビビって怖がってる和樹を無理矢理犯すみたいで」 変態チックじゃなく変態? S? 俺の頭に手を添え導く。 「さっきは和樹を気持ち良くしたから、今度は俺な。ほら、目の前に和樹の好きなモノがあるから舌を出して舐めろ」 フェラしろって事か? 見えないまま舌を伸ばすと、舌先に拓真の男根の1部が当たった。 ペロペロペロ…レロレロ… 見えないから上手く舌で舐められない。 外れたり掠めたりもした。 「気持ち良さはいまいちだけど、上手く出来ない所が何だか無理矢理させてるみたいで興奮するぅ。そこは良いから玉袋舐めてみろ」 拓真が俺の頭を押さえ、玉袋に導き押し付ける。 レロレロレロレロ…チュ-チュ-…レロンレロン… 玉袋を咥内に含み転がす。 「うう…いい…和樹…いい」 玉袋から男根の筒を舌を伸ばしてペロペロペロ…舐める。 「咥えろよ」 口を大きく開けると拓真が男根を入れてくる。 「んっく…うう…んぐ」 奥まで入れられ空嘔きそうになったのを堪え、不自由な体勢で頭を上下に動かし、手は使えないから舌と唇を使う。 「いいぞ。気持ちいい…くっ…もっと」 拓真が腰を振り始め喉を突く。 「んんん…んぐっ…ん」 ジュボジュボジュボ…ズリズリズリ…チュパチュパ…… 「いい…出そう…うぅ…まだ…もう少し…あぅ」 気持ち良さそうに声を出す拓真の声を聞き、苦しいのに俺の男根も勃ち上がり紐が食い込んで痛い。 我慢できずに拓真の男根を離す。 チュボッ。 「あっ…ぐっ…はあ…あと少しだったのに…何だよ~、和樹」 「はぁはぁはぁ…拓真ぁ…痛いから外してよ」 「ぁあ…和樹、勃ってんの?俺のフェラして…スケベ~」 「も…早く」 「やだねっ。和樹、逝かせてくれなかったからな。和樹の中で逝くから、四つん這いになれ」 渋々、拓真の言うことを聞き、四つん這いの体勢になる。 俺の背中を押し上体を床に付けさせ、腰だけを上げた格好にさせられた。 「良い眺め~。和樹の事犯してるみたいで興奮する~。んじゃ、挿れるぞ」 ズボッ…ズブズブズブ…… 「うああ…くっ…」 「う~、気持ちいい~」 俺の腰を持ち揺らし、和樹も腰を振り始めた。 パンパンパン…グチュグチュグチュ… 始めは拓真も言葉を発していたけど、言葉が少なくなって厭らしい音だけが部屋に響く。 俺は不安になって、拓真の名前を呼んだ。 「ぁあ…あん…拓真ぁ…あん…拓真ぁ」 俺が呼んでも返事が無い。 「拓真ぁ…お願い…外して…も…逝きたい」 「はぁはぁはぁはぁ」 拓真の息遣いだけで、俺は男根を縛られ逝きたくってその事ばかりが頭を占めてボ-としてきた。 「ぁあ…逝きたい.逝きたい…ぁあん…うう」 無言で腰を振り突き上げる拓真。 拓真だとは解ってるけど…視界を奪われ頭がボ-として、その内他の誰かに犯されてる錯覚してきた。 「やあぁ…外してぇ…逝きたい…逝きたい…ぁあ」 俺の声と厭らしい音だけ……怖い。 パンパンパン…パンパンパン…… 激しくなる音に苦しくって意識が遠のいてくる。 俺の体を揺さぶり、腰のスピードを上げ終わりが見えてきた。 拓真がやっと言葉を発した。 「和樹、逝くぅ…くっ…んぐぅ…うぅ…和樹…好きだ…うっ」 腰をグッと突き上げ、片手で俺の男根の紐を解いた。 俺もずっと我慢を強いられてグッと大きさが増しドピュッ.ビュドピュ…放った。 我慢してただけあって、最高に気持ち良かった……けど、意識が遠のいた。 その日は、それから何度も拓真に犯された。 でも……幸せだった。

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