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第205話 (拓真)
気を失った和樹の手首を縛っていたタオルと目隠しを取り、和樹の髪を撫でていた。
就活で短めの髪が幼く見える。
「やり過ぎたか。でも、メチャクチャ興奮した。ごめんな、和樹」
和樹は滅多な事では怒りはしない。
今回も少しは文句言っても結局は「仕方ないなぁ~、拓真だもん」と、許してくれるに決まってる。
俺はそんな和樹に甘えてる。
和樹が不安そうに俺の名前を呼ぶのが嬉しくって、わざと声を発し無かった。
それと無理矢理に和樹を犯してる様で興奮してた。
自分的にもSっ気が有るとは思ってたが……すんげぇ~良かった。
暫くは出来ないかも知れないが、機会があったらまたするかな?
嫌がるだろうな。
でも、嫌がる和樹を無理矢理スルのが良いんだ。
また、明日には暫く就活だろう。
この3日間で、俺は気持ち的にも体的にも満たされた。
残りの夏休みこっちに居ても、誘われたりと煩いからな。
叔父さんから渡された資料をこっちでやろうと思ったけど……和樹が忙しいなら居ても仕方ないし、実家戻って叔父さんの会社で資料作りした方が捗るか。
和樹の寝顔に癒され俺はそう考えた。
後で、和樹にその事を言ったら和樹もなぜか喜んでいた。
「うん、拓真はバイトきついかも知れないけど、俺はその方が良いと思う。Lineや電話するし」
和樹もその方が俺を気にせず就活に没頭できると思い早く就活を決めて欲しい俺は邪魔をしない様にそうする事にした。
その日はTシャツだけで、下は何も履いて無い和樹が動く度にチラチラと見える尻や細い足に何度も欲情し何度も和樹とシタ。
和樹はヘロヘロになりながら「もう拓真、無理」って言葉にしながらも、俺の欲求に応えてくれる。
最後の方は2人とも出るものも出ずに逝った。
次の日の夕方に和樹が帰るのと一緒に俺も実家に戻った。
この3日間は、ずっと部屋に篭り過ごすと言う俺の希望通りの展開になって、心も体もウキウキと踊っていた
夏休みが終わって、大学に行くまでのつかの間蜜月だった。
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