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第225話 (和樹)R18
朝倉さんから送って貰い、部屋に着いてからスマホを取り出した。
「何にも連絡………無い」
拓真からの連絡は無かった。
今、何をしてるのか?
拓真からの連絡が減ってる事に、不安を感じていた。
それでも週一でも会うと、やっぱり好きで会ってる時は不安も無くなるけど……。
俺が悪いんだと思う。
忙しい就活が終わり、今度は卒論とバイトで忙しくしている。
拓真と会う時間が減ってるのは、俺の所為なんだ。
明日は日曜日で、バイトのシフトも入って無い。
拓真の所に泊まろうかな?
Lineを入れる事にした。
''明日、バイト無いから拓真の所に行っていい?”
直ぐには既読にならず、待っても連絡すら無かった。
何度も送ったLineを見て、既読にならないLineを見つめた。
電話しようかと思ったけど……Lineすら既読にならないなら、また電源入って無いか.連絡は取れないんだろうと思った。
朝倉さんにずっと溜めていた気持ちを聞いて貰い、少し楽になった気がしてたけど……。
見ても既読にならないスマホをテ-ブルに置いて、ベットに潜り1人で涙を流し、そのまま泣き疲れていつの間にか寝ていた。
次の日の朝に、早く起きて1番にLineを開いた。
まだ、既読になってない……。
卒論やらなきゃ。
でも……何も手につかない。
もう、こんな事何度めだろうか?
ボーッと時間だけが過ぎていった。
♪♪♪♪~♪♪♪♪~
諦め掛けた時に、スマホが鳴った。
直ぐに、着信画面を確認した。
「拓真だ!」
直ぐに電話に出た。
「あっ和樹?ごめんな。寝てて、スマホ見てなかった今、Line見た所。今日、バイト無いの?泊まれるのか?」
「うん♪」
「卒論は?」
「今日は良い! 拓真と一緒に居たい」
「そっか。じゃあ、家に来いよ。待ってる」
「うん♪ 直ぐ行く~」
拓真から連絡きただけで、さっきの鬱々してた気分が晴れていった。
俺も単純だな。
そう思うけど、好きだもん。
出掛けられる準備はしてたから、直ぐに部屋を出て拓真のアパートに向かった。
途中でス-パ-に寄り、お惣菜やらを買い拓真の部屋に着いた。
ピンポン♪……
ドアが開き拓真が顔を覗かせた。
「おっ、和樹。入れよ」
「うん♪」
玄関のドアを閉めて拓真の部屋に上がった。
「来る途中でス-パ-寄って来て、お惣菜買って来たから夕飯に食べよう」
冷蔵庫に仕舞い話す。
「ああ。ス-パ-に寄った割には早かったな」
拓真の隣に座り抱き着いた。
「ん、どうした?」
「うん、早く会いたかった」
「俺も」
そう言って唇にキスをくれた。
それだけで嬉しかった。
えへへ……
俺の頭を撫で「可愛い~な」と言ってくれた顔は優しかった。
大丈夫.大丈夫。
拓真もまだ俺を好きで居てくれると確信した。
「卒論、進んでるのか?」
「うん。結構、頑張ってる。もう少しって感じかな」
「あと1ヶ月も無いぞ。バイト休んで、そっちに集中した方が良いんじゃねぇ~」
「う~ん。間に合いそうも無くなったらそうする」
「余り無理するなよ」
「確かに。昨日は寝不足だったみたいで、頭が痛くってバイト電話して休んじゃった。でも、寝たら元気になった」
一昨日の大変だった事は言わずに、嘘はつかない範囲で話した。
拓真はちょっと浮かない顔をして
「無理するなって。バイト辞めたら?」
「前に話したじゃん。新居にも必要な物出てくるし卒業旅行にも行きたいって」
俺が卒業旅行を楽しみにしてる事を話すと、拓真も渋々納得してくれた。
喧嘩にならなくって良かったとホッとした。
「ま、無理するな。和樹って周りに気を使って無理するからな。バイトだって、代わりに入ったり頼まれたら断れ無いんだから、少しぐらい我儘言って具合悪い時には休めよ」
俺の事を心配してくれる拓真の気持ちが嬉しかった。
今の俺には拓真の優しさが、身に染みて涙が出そうになるのを堪えた。
涙何か見せたら大袈裟に思われる。
「拓真~大好き♪」
「俺も好きだ」
拓真からの舌を絡めるキスで、気持ちが昂(たかぶ)ってきた。
拓真が俺の服を脱がそうとしたのを止めて、俺は拓真の部屋着にしてるスエットを下着事手に掛け、拓真の協力もあって下ろした。
「良いのか?」
「うん。でも、拓真の元気無いけど…」
「元気にしてくれるよな?和樹の可愛いお口で」
「うん」
俺は屈んで、直ぐに拓真の男根に唇をつけ舐め始めた
ペロペロ…チュパチュパ…レロレロ…
玉袋も舐めると、拓真の男根はグッと勃ち上がってきた。
良かった~。
「和樹、いい~」
レロレロ…チュッチュ…ペロペロ…
「咥えてくれ」
大きく口を開け、拓真の男根を飲み込む。
拓真のは大きいから、根元は手で扱き玉袋も揉む。
頭を上下に振りジュボッジュボッ……ジュルジュル…レロレロ……拓真に気持ち良くなって欲しかった。
「ああ…和樹…いい…くっ…そこ…」
頭を振りながら、舌を巻き付ける様に絡め吸い付きをキツくする。
「ああ…うう…くっ…和樹…いい…逝く…うっ」
白濁を俺の口に放った。
ゴクッゴクッ…と喉に流した。
「はぁはぁ…和樹…ありがと…はぁはぁ」
「ぁ…うん…はぁはぁ」
俺の男根は拓真の男根をフェラしてて勃ち上がってたが……今は、大人しくなってしまった。
それは……拓真の精液が薄かった…からだ。
拓真……やっぱり浮気?それも最近?
違うかも……1人でやった?…それは無いか?
精液が薄いだけで浮気の証拠にならないし、疑ってフェラしたのか?って言われるのも嫌だ。
拓真が満足気にしてる横で気付かれない様に、頭の中では色々考えていた。
優しい拓真との雰囲気を壊したく無いから、そんな事を考えてるとは顔にも出さずに居た。
拓真が俺の服に手を掛けたけど……。
「拓真、ごめん。今日は一緒にずっと側に居たい。それだけで充分。少しだけ抱きしめて」
「まだ、体調が良くないのか?」
勘違いしてる拓真をいい事にそのままにした。
「あっ、うん。拓真、激しいから今日は止めとく。その代わり、この次はいっぱいシテ」
その時には、たくさん愛して何もかも忘れるぐらいに抱いて欲しい。
でも……今日は……無理。
俺の頭を撫で「解った」と言って、強く抱きしめてきた。
その日は、ずっと拓真は優しく俺も拓真に甘えて過ごした。
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