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第292話…1年後 ⑨ R18

嬉し過ぎて感動もし、和樹の中に挿れたままの俺の男根も脈を打ち復活してきた。 やはり心と体は通じてるんだな。 「か.海?……あの~気の所為かな~……大きくなってる気がする…ぁ…やっぱ…り……ぁあ」 「……ごめんな。和樹の体の負担を考えると……少し休憩した方が良いのは解ってるんだが……ダメかな?」 自分の気持ちを押し付けるのではなく、和樹の気持ちを優先にしたい。 和樹は頬を少し染め目も潤んで照れる顔が可愛い。 「…海……1度抜いて……」 やはりダメか? 激しく攻めたのは、自分でも痛い程解ってる。 顔には出さずに心の中ではがっかりしてたが、和樹が気にしてもと思い名残惜しいが、何も言わずに素直に和樹の中から抜いた。 腰を引きズズズ…ヌプッ! 和樹の中で充分な大きさと硬さに育った男根が現れた 少し休憩か? そう思い和樹の隣に横になり天井を見た時に、隣の和樹が動き出した。 「???」 俺の腰を跨ぎ、上から俺を見つめる和樹。 「どうした?」 「…海……愛してる」 そう言って俺のそそり勃つ男根を後ろ手で持ち、腰を持ち上げ宛てがう。 「か.和樹! 無理しなくて良い」 期待するが、いつも挿れる間際は辛そうな顔をするのを思い出した。 和樹は頭を横に振り、少しずつ腰を落としていく。 「あぅ…うぅ…無理…じゃな…い…くっ……俺も…海の事……気持ち良くしたい………愛してるから……ぁああ」 ズブッズズズ…1番太い所が這入ってしまえば、あとは重力に従い和樹の軽い体重でもズブズブズブ…這入り隙間無く結合した。 「んあああ…くぅ…海…ぁあ…硬い……やっぱ…おおき……ぁあ…すごっ…すごっ…ん」 「くぅ~和樹…ぁあ…きつい…くっ…気持ち良い…いい」 俺の腹に手を置き、暫くジッとする和樹の姿は目も潤み口は半開きで色っぽく俺の淫欲を誘う。 突き上げたい! 突いて.突いて…擦り付けたい! そんな衝動に駆られるが、和樹が動くまで俺も耐えてるとクイックイッ…何度か腰を回し始めた。 うう~良い~。 「海…もう大丈夫…動くね」 腰をゆっくり持ち上げストンッと下ろし、また持ち上げを繰り返し、徐々に激しく腰を振り始めた。 俺も和樹の細い腰を持ち上下に揺さ振り協力し、下からもベットのスプリングを使い突き上げまくった。 ズブズブズブ…ヌチャヌチャヌチャ…ズボッズボッズボッ…グジュグジュグジュ…ズブズブズブ… 「んあああ…かい…ぁあ…いい…もっと突いて.突いて…ぁあ…硬くって…ぁあん」 「んぐぅ…俺もいい…和樹の中凄く良い…ぁあ」 ズンズンズン…ズブズブズブ…グジュグジュグジュ…グッグッグッ…ヌチャヌチャヌチャ…… 気持ち良さそうに一心不乱に腰を振り続ける和樹の小さな乳首に手を掛けクリクリ…捏ね回し弾き抓る。 「やあああ…乳首…ぁあ…だめ~…ぁあん…くう」 乳首を弄ると中の締め付けが一層キツくなり、俺の男根が絞り取られるようだ。 「くぅ…和樹…凄くきつい…うぅ…」 結合した部分からは卑猥な音.小さな乳首はツンっと立ち上り可愛らしい、和樹は快感から喘ぐ声が色っぽく卑猥な言葉を放ち……寝室は異様な熱気と淫靡な雰囲気が漂う。 ズンズンズン…突き上げ、ズブズブズブ…上下に腰を振り続け、グジュグジュグジュ…ヌチャヌチャヌチャ…濡れた音。 「海.海…ぁああ…も…だめ…逝くぅ」 「一緒に逝こう!」 下からの突き上げをもっと激しくし和樹の体が揺れ、和樹も負けじと腰を上下に振り高みを目指す。 乳首をギュッと抓り押し潰す。 「やあああ…逝くっ…あぅ…うぅ…うっ」 逝った衝動で、和樹の中がキュウキュウ…締め付けられ、俺も最後にガツンッと奥に突き上げ白濁を放った ドクンッドクンッドクン…ドクドク… 「んがっ…うっく…うっ…がっ」 「あつい…ぁ…すごっ」 2回目だと言うのに、大量の熱い白濁に和樹も感じてた。 脱力し、俺の体に覆い被さる体を下から抱きしめた。 「はぁはぁはぁ…かい…あい…してる」 「はぁはぁ…俺も和樹だけを変わらず愛し抜く…はぁはぁはぁ」 お互いの気持ちを確認し、和樹も俺も荒い息の中嬉しそうに笑った。 今まで生きてきた中で、1番嬉しいクリスマスだった。 それからぐったり疲れ果てた和樹を抱き上げ浴室に向かい、和樹の中に放った大量の白濁を掻き出した。 和樹の小さな喘ぎ声に困ったが……これ以上は和樹の負担を考え止めた。 全身を綺麗にしシャワーを浴びてベットに入った。 和樹は疲れきって直ぐに俺の胸に顔を埋めスヤスヤ…眠りに就いた。 腕枕し、小さな体を抱きしめ和樹の寝顔を見つめてた 出会った頃は、こうなるとは思っても見なかった。 放っておけない庇護欲に駆られ和樹と会う内に、いじらしさと健気さ.優しさが解り、そうかと思えば、芯の強さもある和樹に知らず知らずの内に惹かれていた。 気が付いた時には、頼りになる人と言う位置づけに居た。 それでも和樹が幸せになるなら良いと、表面上はそう考えてたが……心の中では俺が幸せにしたいと思ってた。 辛い目に合った和樹を側で見守り、少しずつ傷が癒えた時には、俺の事も考えてくれるまで待った。 短いようで長い時だった。 少しずつ体と心も良くなると和樹本来の性格なんだろう、人の痛みを解る優しく元気な明るい和樹が見れるようになった。 一緒に暮らし始めて新たな一面を知り、増して和樹に惹かれていく一方だった。 会社でもいつもニコニコとし、地味な仕事も嫌な顔をせず一生懸命にする和樹を皆んな可愛がってるのが解る。 俺は営業と取引先との打合せが多く会社に居る時間が少ないのもあり、あいつらは和樹が俺の恋人だと解ってる癖に (和樹は俺が皆んなに公言してる事を知らないが) わざと、俺の前で和樹の頭を撫でたり揶揄ったりと何かと構う。 本当に、たちが悪い奴らだ。 俺がムッとしてるのを解ってやってるんだからな。 俺が「和樹には構うな!」と、話すと「いやぁ~、明石は小さく可愛い~から癒される」とか「ちょこまか動いて小動物みたいで可愛い~からつい」と言い訳がましく話す。 俺も負けじと来客や考え事をする時以外は、殆ど使う事が無い社長室に和樹を呼んで10分だけ膝に抱き癒される一時が、俺の仕事への活力と癒しになってる。 会社でもプライベートでも、もう和樹無しでの生活は考えられない。 これからの人生を和樹と共に過ごしていこうと思ってる。 和樹の寝顔を見ながら、今までの想いに耽ってた。  和樹からの ‘愛してる’ の言葉は、本当に嬉しかった。 頬を緩め、和樹の頭に1つ唇を落とした。 「俺も愛してる。これから先も変わらずに愛すると誓う。俺の元に来てくれて、ありがと。また明日な」 ‘また明日’ と、誰の事も気にせずに和樹と過ごせる毎日に幸せの日々を感じる。 和樹の小さな体をギュッと抱きしめ、俺も目を閉じた。

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