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第334話 番外編~拓真(42)-R18~
先に動いたのは、俺の方だった。
後孔に挿れたままサイドボードの上に置いてたティッシュを数枚手に取り、森本の腹を濡らした白濁を拭き取り、近くにあったゴミ箱に捨てた。
俺の動作を恥ずかしそうに眺めてる。
そのまま覆い被さった体勢で、森本と顔を合わせた。
「大丈夫か?」
「…は…い……大丈夫だと思います………もっと……痛いのかと思ってました……本郷さんが気遣ってくれたんですね。ありがと」
「大丈夫なら、良かった! 安心した。初めての森本君を気遣うのは当たり前だ。男を受け入れるって事は、相当な覚悟が必要だったはず……良く最後まで頑張ってくれた。俺の方こそ、ありがと」
「……最初は…確かにキツくって痛かったけど……その後は……異物感って言うか……違和感って言うか……あと、どうなっちゃうんだろうと言う不安があって……でも、本郷さんが ‘俺に任せろ’ って何度も言ってくれて……その言葉を信じて任せました」
「俺を信じてくれたんだな⁉︎ ありがと」
「……だって……本郷さんの初めて見たけど……あんな大きいの這入るのか?すっごく不安になりました。頼れるのは……本郷さんだけだから。最終的には……気持ち良くして貰いました」
「良かった~! もう次はシナイなんて言われたらどうしようか⁉︎と、こっちも必死だった。俺も凄く気持ち良かった‼︎ それに俺の褒めてくれて嬉しいよ」
森本が俺の男根の大きさを褒めてくれたのが、嬉しくピクッピクッ…後孔に挿れたまま反応した。
ヤバッ‼︎
初心者に……2回めは…無理か⁉︎
久し振りのセックスに1回放出しただけでは治らず、どうするか⁉︎迷ってた。
「……あのぉ~僕の勘違いかな~。本郷さんの大きくなってません?」
「……いや…その……これは……何て言うか……無理だよな?……もう1回は?……だめか?……一応……ダメ元で聞いてるんだが……無理なら無理で遠慮なく言ってくれ……だめか?」
俺は甘えるような強請るような感じで話した。
随分と年齢的には歳下だが……不思議と森本には素の俺で居られるし甘える事ができるんだよなぁ~。
頼む‼︎
あ~~でも……セックスが目的だと思われるのも……慌てて誤解がないように言い訳した。
「森本君! 誤解はしないでくれよ。もう1回シタいのはシタいんだが、セックスだけが目的じゃないからな! 森本君が無理なら我慢できる‼︎ いやシタいのはシタいが……あ~~何言ってんだか…つまり俺の事は気にしないで、自分の気持ちを正直に言って欲しいって事だ」
クスクスクス……
「何だか慌てて可愛い~ですね。そんな本郷さんが好きです‼︎ ……激しくないなら……僕も、もう1回だけお願いします」
「良いのか⁉︎ありがと‼︎俺の我儘に付き合ってくれて嬉しいよ‼︎」
嬉しさのあまり森本の顔にたくさんの触れるキスをした。
チュッチュッチュッチュッ…チュ。
「くすぐったい~。本郷さんって、案外イチャイチャ好きですよね?甘々の所もありますし。煌君には本当に甘々ですもんね」
「そうか?自分では解らないが、森本君とはいつでもイチャイチャしたいと思ってる」
イチャイチャ好き?甘々?
良く冷たいとか最低とかは言われるが、そんな風に言われたのは……2人目か⁉︎
好きな人や大切な人…限定だがな。
確かに、煌が生まれた事で甘々になってたかも知れない。
やはり以前の若い時の俺とは違うって事だな。
煌が生まれて森本が側に居て……回りの環境も、あの頃とは変わってるし俺自身も自分の事だけ考えていれば良いって言う状況ではない。
煌と森本に対して責任感と愛情がある。
年齢と環境で人は変わっていくんだな。
「僕もイチャイチャ割と好きですから、たくさんイチャイチャして、お互い何でも隠さずに言い合える関係でいましょうね」
「俺もそう言う関係でずっと居たい。これから宜しく頼む」
「こちらこそ‼︎」
お互い顔を見合わせ微笑んだ。
幸せって、こう言う事なんだな。
心で幸せに浸ってたが、体の方は我慢が効かないらしい。
ずっと森本の後孔に挿れたままの男根は、森本が話してる間も無意識に中でキュッと締め付けたりうねったりするもんだから、それに反応し硬さが増してた。
「本郷さん……あの…気のせいかな?また…大きくなってるような…」
「ちゃんと話は聞いてるが……森本君の中が、すげぇ~気持ち良いからな。悪い、デカくなった」
「2回目しようと言ってたんだもんね。僕は大丈夫だから」
恥ずかしそうに頬を染め話す。
「良いんだな⁉︎ もう1度、森本君を抱きたい。悪い、もう待てない」
俺は挿れたままの男根をゆっくり引き、また突き入れをゆっくり腰を振りながら繰り返した。
「ああ…ん……ぁ…ぁん」
さっき放った俺の白濁で滑りが良く出し入れもスムーズだ。
「ぐちゃぐちゃだな。すっげぇ~気持ち良い‼︎」
「僕も……さっきより感じるみたい…ぁあ…いぃ」
さっき感じてたしこりを掠め当たるように突き挿れると、キュッキュッ…と締め付け堪らない。
「んああ…そこ…ああ…だめ…ひっ…ぁあ」
「俺も凄く良い……ぁあ…」
このままだとヤバいと思い、乳首に武者振り付く。
チュパチュパチュパ…レロレロレロ……ズブズブズブズブ……ズリズリズリ……ヌチャヌチャヌチャ……チュパチュパチュパ……
乳首に吸い付きながら、腰の揺れのスピードを上げる
もっともっと我武者羅にめちゃくちゃ突き入れ、突き上げたい衝動に駆られる……が、初心者の森本を考え加減していた。
「ぁああ…すごっ……ぁあ…ひぃ……ほんご…さん…ぁん……遠慮しな…いで……好きにして…うぅ」
乳首から顔を上げ、辛そうとも快感に喘いでるようにもとれる森本を見た。
「……だが……キツいだろ?……これでも充分に、俺は気持ち良いんだ…」
腰を揺らしながら中の締め付けと柔かさを楽しむ。
「良いから……さっきも僕を気遣って…ぁ…たし……遠慮しないで……ぁあ…うっ」
2回目だからなのか?森本も今度は俺を気遣うくらいの余裕があると考え好きに動く事にした。
「解った。それなら後ろからの方が少しは楽だろうから、体勢変えるぞ」
ズボッと抜き、森本の体を返し四つん這いにさせ腰を突き出させ、狭い背中に数回唇を落とし吸い付いた。
森本は枕に顔を伏せ膝立ちで腰を突き出す格好が、何とも厭らしく扇状的だ。
細い腰を両手でガッチリ持ちヒクヒク…してる後孔に宛てがう。
「良いか?挿れるから息を吐けよ。好きに動くからな、着いてこい」
「……解りました……恥ずかしいから…早く」
ヌプッ……ズボズボズボ…ズリズリズリ…ズン‼︎
「ひぃいい…あああ……奥まで…ああ…すごっ…んん……ああ」
「息を吐け。そうだ、良いぞ……くぅ…奥まで…這入る……くっ…きつっ…」
凄い締め付けで危うく逝きそうになる所だった。
ふう~~、まだ…これからだ。
もっと森本に快感を与えてやろう。
俺と離れられなくなるくらいに‼︎
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