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第343話 番外編~嫉妬と幸せ⑥-R18~
ジュパジュパ………ペロペロ……思い出したように、偶に、横から俺の幹を吸うが感じ過ぎて、それどころじゃなさそうだ。
「ぁん…そこ…ああ…いい…いぃ…もっと…ぁん」
あれからローションも足し、滑りも良く指も3本まで入るようになった。
激しく出し入れする指と感じる場所ばかり攻められ、陽向は頭を振り喘ぐ。
グヂュグヂュグヂュ…ヌチャヌチャヌチャ…ズボッズボッズボッ……ズリズリズリ……
「んああ…いい…の…ぁう…そこ…ぁいい」
喘ぐ声に煽られ、俺の出し入れする指に合わせ尻を振るさまは厭らしく、後孔も誘うようにヒクヒク…し、俺も我慢ができない‼︎
指をズボッと抜くと、感じてる後孔はヒクヒク…パクパク…挿れて欲しそうに誘う。
「やん…ぁあ…ん」
「自分で挿れてみるか?」
感じ過ぎて何も考えられずに、俺に言われるがまま体の向きを変え上体を起こし、俺の腰に跨り尻を上げ後ろ手で俺の男根を持ち後孔に宛てがう。
「良いぞ。そのまま挿れてゆっくり腰を下ろせ」
「う……ん」
目が虚ろで、俺の言うがままだ。
これはこれで支配欲が満たされて、めちゃくちゃにしてやりたいと言う嗜虐力と順従な態度に庇護欲がごちゃ混ぜになって駆られる。
ヌプッ!
「うっ……」
先っぽを挿れたままで動かない陽向の腰を持ち誘導するように、ゆっくりと腰を下させた。
ズルズルズル…ズズズ…ズリズリ……
「ぁやぁあ…うう…おおき…ぁ…む…り…ぁあ」
初めての騎乗位に虚ろだった目が大きく見開き泣き言を話す。
陽向の軽い体重と俺の手助けで、ゆっくりだが確実に這入ってきてる。
「大丈夫だ! 上手く飲み込んでる。もう少しで、全部だ。大丈夫.大丈夫!」
あと少しで全部這入りきる!
最後に、俺は下からグッと突き上げた。
「んぐあああ…ああ…くぁ…ぁあ」
衝撃が走ったんだろう、大きく叫ぶ声で解る。
陽向の尻がピタッと俺の腰に着き、隙間なく全て後孔におさまった。
「はぁはぁはぁ…すご…突くなんて…」
「もう少しだったが…我慢出来なかった。はあ~中が柔らかく包み込んで…気持ち良い…」
俺の腹に両手を置き困った顔をしてる。
「この後は…やっぱり僕が動くんですよね?」
女との騎乗位の経験はあるって事だろう。
一応は解ってるようだが、自分が動くのに戸惑ってるようだった。
「ああ、俺も手伝う」
「えっと……腰を持ち上げて落とせば良いんですよね?」
「ま、そうだな。あとは前後に振ったり挿れたまま腰を回したりと…ヤッてくうちに自然とできるから大丈夫だ。実戦あるのみ…だ‼︎」
俺はそう言って腰を揺らし、小刻み突き上げた。
「あっ…ぁぁ…んん…ぁ」
俺の腰の揺れに合わせるように、陽向の腰を持ち上げたり下ろしたりし出し入れを始めた。
「んあああ…深い…ぁあ…奥ま…で…届いて…ぁ…おおき…ぁん…すごっ」
ズンズンズン…下から突き上げ、ズブッズリズブッズリ……後孔が男根を擦り出し入れする。
陽向のしこりを掠めるように出し入れし、奥に突き入れる。
くっ! 締め付けてくる‼︎
すっげぇ~良い‼︎
俺の手伝いが必要ない程に、陽向自身で腰を持ち上げ下ろしと出し入れし腰を使い始めた。
「良いぞ。自分の気持ち良い所を擦るんだ。俺もすっげぇ~気持ち良い!」
「ああぁ…いい…ん…ぁん…すご…いぃ」
「俺も…くぅ…突いてやる…ぁあ」
ズンズンズン…グヂュグヂュグヂュ…ズブズブズブ…ヌチャヌチャヌチャ…ズリズリ…ズンズンズン……
俺が教えた通りに出し入れし、腰を前後に振り回す。
下からズンズン…突き上げると面白いくらいに、華奢な陽向の体は揺れ、激しい行為をその体が物語って居た。
「んあああ…も…だめ…出る…出したい…触って…お願い…ぁあ…ん」
「今日はこのまま触らずに逝け‼︎」
「ぁん…む…り……おね…さわっ…ぁあ」
「うぅ…無理じゃない…大丈夫だ…逝ける。良い所を突いてやるから…そのまま逝け!うっ…」
後孔だけで逝けるように、陽向のしこりを何度も激しく突く‼︎
ズンズンズン…ズンズンズンズン……
「ひゃあああ…あああ…うっ…逝くっ…出る…くっ…うっ…ぁう」
ピュッと飛びピュッピュッ…ドクドクドク…白濁を俺の腹に出し、逝った衝撃で後孔がキュッキュッ…と締め付けてる中をズンズンズン…突き上げた。
絞りとられる感覚に堪らずベットから腰を上げ、最奥にズンッ!っと突き上げ白濁を放出した。
ドビュッ…ビチャッドクドクドク…ドクン
くう~、最高に気持ち良い‼︎
陽向は脱力し、そのまま俺の体に覆い被さり荒い息をする。
俺も荒い息の中で、覆い被さる陽向の体を抱きしめた。
「はぁはぁはぁ…大丈夫…か…はぁはぁはぁ」
「はぁはぁ…はぁはぁはぁ…だめ…はぁはぁ」
陽向の後頭部を撫で、また華奢な体を抱きしめた
「はぁはぁ…すげぇ~、気持ち良かった…陽向…後ろだけで逝けたな…はぁはぁはぁ」
「あっ…はぁはぁ…ほんとだ……僕…どんどん、たっ君に…はぁはぁはぁ…開発されちゃう…大丈夫かな……はぁはぁ」
「別に、構わないだろ?陽向の体は、俺だけのもんだ…何か問題でも?」
「……前を触らずに逝って……何だか男として……」
後ろだけで逝った事に戸惑いを見せ、恥ずかしさもあり陽向は俺の胸に顔を埋めた。
そんな陽向が可愛くて仕方ない‼︎
陽向の後頭部を撫で話す。
「俺とこれからも一緒に居るって事は、そう言う事だ。他の奴とのセックスは、禁止‼︎ 陽向の男としてって言うプライドは解るが、それは……悪いが諦めて欲しい。これからも俺とだけセックスしていくんだからな。嫌か?」
俺とのセックスは嫌じゃないだろうが、男として前を使う事が無くなる事をどう思うか?聞いてみた。
「……気持ち良かったから、困ってるんです。もう、たっ君無しでは、この先…居られない。万が一……たっ君と離れる事があったら……僕…その先、男としてやっていけるのか?……不安で」
撫でてた陽向の後頭部をペチッと軽く叩く。
「バカ! 俺が陽向を離す訳無いだろ⁉︎ 俺はこの先陽向より愛する人はできない‼︎ 俺には陽向と煌が側に居れば、充分幸せだ‼︎ セックスも確かに大事だが、愛する人が側に居る生活の方が大切だ‼︎ 俺の方が心配だよ。陽向は若いし、これから色々な人と出会う……陽向に捨てられるのが…怖い……心の奥で、そう思ってるいくじ無しなんだ」
愛する人を失ったトラウマが、心の根底にある事を吐露した。
そんな俺の弱さも知ってて欲しかった。
顔を上げ、俺の情けない顔を見つめ、今度は陽向が俺の前髪を掻き上げ撫でた。
「バカは、たっ君です! 僕から離れる事はありません。こんな良い男は他に居ませんから。いつも強引で強気で、それでいて優しいたっ君も好きですけど、僕だけに弱さを見せるたっ君も守ってあげたくなる。僕はたっ君とこれからも一緒に居ます。もし不安になったら何度でも言います。愛してるって、離れないって……だから安心して」
ああ、陽向はいつも俺が欲しい言葉をくれる‼︎
それが俺の心に響き俺の中の闇を少しずつ無くしていく。
涙が出そうなくらいに俺は……森本に出会って愛して良かった‼︎
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