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第376話 番外編~和樹ver.~

それから和樹を横抱きにし浴室に向かい頭と体を洗い、後孔から俺が放った白濁を掻き出してると和樹の喘ぎを聞きムラムラし、まだ芯をもってた俺の男根はムクムク頭が持ち上がり、そのまま浴室でもう1度立ちバックで和樹を攻めた。 和樹も多少はそのつもりがあったのか?抵抗もせずに俺の好きにさせてくれ、浴室には和樹の色っぽい喘ぎ声が響き渡った。 浴室でのセックスが終わり、和樹を背後から抱きしめ浴槽に浸かり今日一日の疲れをとり、今は和樹を胸に抱きベットに入ってる。 「和樹、疲れただろ?我慢出来ずに悪かった。節操がなくって、ごめん」 浴室での事を謝ると和樹は頭を横に振った。 俺の胸に顔をつけて頭を振るもんだから顎に髪が当たりくすぐったい。 「ううん、解ってたし。平日は1度で我慢してるけど、休日は1回で終わらないでしょ?でも、今日は色々あって運転もしてたし、疲れてるからどうかなって思ったけど、海に任せるつもりだったから、謝る事無いよ」 「ま、平日は仕事もあるしな。休日はどうしても……和樹が可愛いからな。それにセックスになると色っぽくなるし1回じゃ足りない。次の日を気にしなくても良いからタガが外れるんだ」 「平日の事を考えてくれてるから良いよ。それに俺も海と思いっきり抱き合いたい時もあるしね。ねえ、海……1つ、聞いて良い?」 顔を上げ俺を見つめてきた和樹と目を合わせた。 「何?何でも、どうぞ」 別に、和樹に隠す事は何も無い。 「俺と結婚したら……子供は出来ないよ。会社の跡継ぎとかどうするの?」 会社? そんな事か。 「会社は俺が自分の力でどこまで出来るか?と思って起業した。好きな事をやって、気の良い奴らと色々新しい事にもチャレンジしたり、若い奴らの可能性も充分に活かせる会社にしたいと思ってな。だから、別に俺が起業して俺で終わらせても良いし、社員の中で優秀な奴が居たらそいつに任せても良いし並木に任せても良い。それこそ並木が結婚して並木の子供に任せても良い。会社の跡継ぎには拘ってないから安心しろ。誰かが継ぎたいとか任せても良いと思う人間が現れたら頼むし別に、俺の代で終わらせても構わないし」 「何か終わらせるのは勿体ないよ。会社自体は順調だし社員の皆んなも働き易い環境で生き生き仕事してるし……やっぱ、並木さんに任せるのが一番かもね」 「まあな。俺がもし何かあった時は並木に任せるのが一番だが、まだまだ俺もやりたい事やチャレンジしたい事もあるし、その意欲があるうちはまだまだ現役で居るぞ! 俺が歳取ったら並木も歳を取るし、次の世代に託す方が懸命だろうな」 「会社の事は解ったよ。海に何か合ったらなんて言わないで! 海が居ない人生なんて考えられないよ」 「ごめん.ごめん。そんなつもりで言ったわけじゃないよ。もしも…の話しだ。俺はこれから和樹ともっともっと幸せになるんだからな。そうだろ?」 「うん! うん! 俺も海と一緒に幸せになる! 海が側に居てくれれば、それで良い‼︎」 「俺もだ‼︎」 見つめ合い微笑んだ。 こうやって、和樹が居て笑ってくれるだけで幸せだ‼︎ 「さてと、明日は観光しながら、ゆっくり俺達の家に帰ろうか?」 「うん」 「じゃあ、そろそろ寝よう」 「うん、おやすみ」 「おやすみ」 チュッ! キスをし、海の胸に顔を埋めてたが今日色々あって、俺はなかなか寝付け無かった。 暫くすると海の寝息が聞こえた。 ドクンドクン…聞こえる海の心臓の音に安心する 今までも幸せだと感じてた。 海との生活は多少の言い合いもあったりするけど海は大人だから話しを聞いてくれて、俺が納得するまで話してくれるし甘やかすだけじゃなく悪い事は悪いと叱ってもくれる……殆ど無いけど。 朝起きた時の寝癖のついた髪や帰ってきてソファに上着を脱ぎ捨てだらしくなくソファに座ったり靴下を脱ぎ捨てたり、そんなだらしない海も好きだ。そしてネクタイを緩める姿もかっこいいし、仕事が上手くいかない時や何か落ち込んでる時は海が甘えてきて可愛い。 そんな海との生活の毎日は、俺にとっては既に掛け替えの無いものだ。 それだけでも幸せなのに……海はこれからの俺達の事を考えてくれてたなんて全然知らなかった。 海が俺とずっと一緒に生活していく為に考えてくれてた。 そして俺と家族の事も……。 俺はこれからは海の支えになり癒し、いつも側に居て笑ってよう。 俺が明るく笑ってると、海はそれだけで幸せそうな顔をするから。 何があっても海を信じて愛して着いていく。 それが俺が唯一出来る事だ。 これから海と歩んでいく為に、改めて俺は決意し海の体を抱きしめた。 そして温かい温もりに包まれて、明日も笑ってようと思いながら目を閉じた。 ~追伸~ それから月に1回ぐらいの頻度で、2人で俺の実家に行き数時間留まり、この数年の時間を埋めるようにたくさん話しコミニュケーションをとった。数ヶ月後には、海は宣言通り結婚話をし両親から承諾を貰った。 あの海が言い出すまで、かなり緊張してたのが少し笑えた。 養子縁組と言う形での結婚でも、両親はただ付き合うだけだと男同士の付き合いには不安を感じてたらしく、その方が逆に安心出来るとホッとしてた。 そして、そこまで考えてくれてる海の本気度が解り、更に海の事を信頼するようになった。 「幸せになるんだぞ」「不束な子ですが、宜しくお願いします」と父さんと母さんに言われ、俺は感極まったのを覚えてる。 そしてこの光景をこれからも忘れない。 俺が嬉し泣きをしてると頬をむにゅっと掴み「和樹には笑顔が1番似合う!」と言って、笑顔を見せた海の幸せそうな顔も忘れない! 学生の頃には、こんな未来が俺にあったとは思いもしなかった……海と出会えたお陰だ。 長い人生でこれからも色々あると思うけど、何があっても海を信じて愛していこう‼︎ それが何も出来ない俺だけど、唯一誰にも負けずに海にしてあげられる事だ。 感謝と信頼を持ち、そして側に居ていつも笑って暮らし愛していく事が俺の愛し方だ‼︎                ~ END ~

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