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第7話 大学生活

「俺的には、友達って言うより、兄貴的な感じなんだけど、もしくは、保護者的な?感じ」 と言って、軽く口の端を上げて、笑って武史が言う。 「お前ねぇ。同い年に、何、兄貴とか保護者とか、俺は、小学生じゃないんだからな」プクっと頬を膨らまして、怒っていた顔がなんとも可愛い。 「そんなムキになって、ほっぺた膨らましてるのが小学生なんだよな」って言って、アイツの頬をつついてたのが、ムカつく。 「なら、俺も、次男になってやるよ」と笑って、内田が言ったら、中嶋が「保護者もありだけど、なんかお姫様と騎士って感じもする(笑)」 内田も山瀬も「それもありだな(笑)」 また、アイツがムキになって「誰がお姫様だって〜、もちろん、武史の事だよな」3人に プクって頬を膨らましていう。 「そんなに、ムキになるなよ。和姫」とクスクスと口角を上げて笑いながら、武史が言ってる。 そんな、やり取りを見てたら、俺もアイツを構いたくなって、「小学生とか姫って言うよりう〜ん、ペット??」って言ってた。 アイツがまたまた、頬を膨らまして、俺に「すでに、人間じゃなくなってる〜」と言って笑いをとってた。俺も他の奴らも大笑い。 なんか、コイツと居ると和むなぁ、だから、皆んな構いたくなるんだろうと心で思っていた、でも、もう一方では、いつも笑っている顔が泣き顔に変わったら、どんな風なんだろうとフッと思った、出来れば、泣いて縋ってきたら、構いまくってしまいたくなるだろうと泣き顔だけは、誰にも見せて欲しくない。そんな事を考えて、自分で、俺にそんなサド的な所があるのかと顔を歪ませた。 武史が割りと話せる奴だとか俺が愛想笑いじゃなく(女と居る時は、愛想笑いしかしないから) 素で笑ってるてとか3人が思っていた事は、知らない。 それ日から、俺は、誰にも感じた事が無い感情をアイツに向けていたが、その感情は、何かは、分からないが、無自覚に、瞳は、アイツを追うようになっていた。
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