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第8話 飲み会(和希)

先輩が幹事の、他校のふ女子テニスサークルとの飲み会が、居酒屋で開かれた。男女合わせて、30人位だから、居酒屋は、貸切だった。 食べ物と飲み物がきた所で、幹事の先輩の音頭で、「これを機に、交流を深めて、今日は、無礼講だから、皆んな楽しんで、カンパイ」 一斉に「カンパイ」て言って、グラスを合わせていた。 席は、特に決まってなく、皆んな適当に男女入り乱れて座って、合コンじゃないから、自己紹介とか無く皆んな近場の人達とワイワイ話し始めた。 俺の右隣りは、2つ年上の沙希さんで、左隣りには、同い年の唯ちゃんが座って、唯ちゃんの隣は、武史。武史の向こう側には、やっぱ同い年の莉央ちゃん。 武史は、無愛想だが、それが女の子には、寡黙で、カッコイイっに変換する。 唯ちゃんと莉央ちゃんは、話しかけてる。 アイツは、適当に話しを聞いて、笑いもせずに 相槌をうっている。女がダメな武史には、苦痛だろうが1次会は、頑張れと心で応援する。 俺も沙希さんとテニスの話や好きな音楽の話で、結構盛り上がった。 騒がしい店内で、拓真の所が1番賑やかだった。3〜4人が拓真の周りを囲んで、拓真に一所懸命話し掛けていた。拓真も適当に愛想笑いしながら、話しを聞いていた。それは、いつも見慣れた光景だった。やっぱ、モテるなって改めて思った。 俺の所には、沙希さんの友達も話しにきて、2人で俺の事、「可愛い、可愛い」って言って、頭を撫でたりして、弟扱いだ。 何故か、俺は、年上の人から、可愛いって好かれるが男の俺には、納得いかないから、また、プクって頬を膨らまして、「一応、男なんですけどー」って言ってみる。それがツボなのか、またまた「可愛い〜、もう、お姉さん達がイケナイ事、教えてあげたくなる〜」なんて、酔ってたのか2人共、そんな事言い始めた。 俺もノリで「年上のお姉様の魅力教え下さい。僕何にも分からないんで…」って上目遣いで、言ってみたら、沙希さん達もノリノリで「お姉様に、任せて〜」って言って、3人で下ネタジョークで盛り上がった。

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