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第9話 飲み会(和希)

店内のアッチコッチで騒がしく盛り上がっていた、そろそろ時間かなって思って、店内を見回したら、拓真の席では、酔った女の子が拓真にしな垂れかかっていた。もう一方からは、腕にこれでもかって位、胸をおしつけて腕に絡んでた。拓真は、いつもの無表情だったが。俺が、見てたのに気がついたのか瞳があったが、その光景を見ていた俺は、見ていられなくなって、瞳を逸らした。いつも見慣れた光景なのに、見たくなかった。 武史がトイレから帰って来て、沙希さん達に遠慮してか、俺に耳打ちしてきた。 「もう、限界。騒がしいのも女の化粧や香水の匂いも。そろそろ1次会もおわるだろ、このまま、先、帰るわ」 「俺も帰ろうか?」 ちょっと沙希さん達を見て 「大丈夫、あんまり飲んでないから、匂いで気分が悪いだけだから。2人抜けたら、ヤバイだろ あんまり飲み過ぎるなよ」って、頭撫でられた。 「じゃあ、またな」って言って、武史は、バレないように帰って行った。 それから間も無く、1次会は、お開きになり 2次会に行く人、1次会で帰る人と別れた。俺は、沙希さん達に誘われて、2次会のカラオケに行く事になった。内田と山瀬が行くみたいで、知っている人がいるから、ホッとした。 1次会で帰る組の中には、中嶋は、明日、早くに出かける用事があるらしく。「じゃ、飲み過ぎるなよ。いい報告待ってるからな」ニヤニヤして、帰って行った。 帰る組の中には、拓真もいたが誰にも言わず、もう、歩き出していた。その後ろ姿の横には、さっき見た、拓真にしな垂れかかっていた女の子が腕を組んで、一緒に歩いていた。顔は、拓真に向いて、楽しいそうに嬉しいそうにしていた。 拓真が女の子と消えるのをはじめて見た。何故か胸がチクッとした。拓真が女の子をお持ち帰りするのは、有名だし、話しにも聞いていたが、見るのと聴くのとは、全然違う。 あの子を抱くんだなぁと思ったら、胸がチクチクからズキズキに変わった。だから、また、瞳を逸らした

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