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第10話 誘われて(和希)
2次会のカラオケには、15人位が来た。大きめの部屋を2つ借りて、皆んな行ったり来たりしながら、場は、盛り上がった。俺も楽しんだ。トイレに行ったら、内田と山瀬が居た。2人で、どっちの子がいいか話をしていた。2次会がお開きになり、友達同士で帰る人、女の子と帰る人。
内田と山瀬は、2人とも意中の子が違っていたみたいで、帰りは、それぞれ送って行く事になったみたいだ。その後は、本人同士って訳。
「お互い上手くいくといいな。また、学校でな」って言いながら、内田達は、それぞれ女の子と帰って行った。
俺は、沙希さんが送ってほしいって言ってたから、夜だし、危ないから送る事にした。
沙希さんのアパートまで送った時、沙希さんが「酔い覚ましに、コーヒーでも飲まない?」
誘われていると思った。まだ、電車もあるし、断ろうか迷っていたら、1次会で帰る拓真と女の子の姿が想い浮かんだ。
沙希さんと寝て、拓真と女の子の事を忘れさせてほしいと思った。ただ、SEXして、頭の中を空っぽににしたかった。
「じゃあ、1杯だけ」って言っていた。
部屋は、沙希さんの性格なのか女の人の割に、サッパリしていた。
沙希さんは、本当に、コーヒーを入れてくれた。もしかして、俺の勘違いか?
今日の飲み会の話をしたりして、1杯飲み終わる頃、勘違いかもだから、そろそろ帰ろうかと部屋の時計を見た。まだ、終電には、間に合う。
何となく時計を見たからか沙希さんが「帰るの?」って聞いてきた。
「………」
俺は、何って言ってらいいか分かんないから、無言だ。
沙希さんは、俺の無言を了承とみたみたいで、
「飲み会の時から、可愛いって思ってたの。なんか、母性本能くすぐられるのよね。今夜は、お姉様が教えてあげるから……、ね。」
1次会の時の軽い下ネタを持ちだして、軽く誘ってきた。その誘い方が良かったから、俺も
「じゃあ、お姉様に教わろうかな、優しくしてね」って、冗談ぽく答えた。
2人で軽く笑いながら、沙希さんのベットに入った。俺が沙希さんの服を脱がそうとしたら、止められた。あくまで、今日は、沙希さんが主導権を握りたいらしい。俺は、沙希さんの好きさせる事にした。
沙希さんは、俺 の服を1枚1枚脱がして、首や耳の裏や鎖骨辺りに口づけをした。手は、乳首をサワサワと触っている、(俺は、男もイケるから乳首も感じる)乳首が感じるのが分かったのか沙希さんは、舌で舐めたり、歯で甘噛みしたりしてきた。
「あッ うぅ〜ん」
咄嗟に、手で口を押さえた。ヤバっ乳首触られると感じて声出ちゃう。男のくせにって 、引かれるじゃないかなと思った。
沙希さんは、「感じたら、声出してもいいわよ。その方がお互い楽しめるでしょ」
俺もそれからは、沙希さんの与えてくれる愛撫には、素直に感じた。
乳首を暫く、舌で遊んだり、指で押して潰したり、弾いたりされて、俺は、あまりの快感に
俺の下半身も主張し始めてる、ちょっと先からは、先走りの露が出てる。沙希さんは、俺の上で俺を見下ろして、妖艶に微笑んでいた。
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