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第13話 飲み会(拓真)

ザっと見渡して、アイツを見付けた。 流石に、今日は、武史も隣に座って無かった。 アイツの両隣にも、女が座って居た。武史とは、間に女が1人居て、武史に話掛けていた。 武史は、掘りが深い男らしい顔をしているから、女から、結構モテるが、本人は、煩いのと化粧や香水が濃いのがイヤみたいだ。多分、大人しい子か年上の女がタイプなんだと内田達と話してた。内田なんかは、勿体ないって言ってたが。 武史も普段は、全然相手にしないが今日は、多少の場の雰囲気を読んで、多少、相槌うって聞き役に徹してた。 普段から、無愛想で無表情が多いのに、女からは、「クールで、寡黙。カッコイイ」になる。 意味わかんねー。 アイツは、隣の年上の女と楽しそうに笑って話してた。なんか、2人で、話しが合うのか中々雰囲気がいい。 何、話してんだ。気になる。笑ってんじゃねーよ。ムカムカする。

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