「久しぶりに、飲み行こうぜ」って、中嶋が言ってきた。 内田じゃなく、中嶋が皆んなを誘うのは、珍しい。 「いいね〜。どこ行く？」 「確か、駅前にこの間、出来た居酒屋行かないか？あそこ、半個室だから、ゆっくり出来そうだから」 「拓真も行くだろう？」 「予定無いから、行くか」 「じゃあ、そこいくか」ってなって、 サークル終わりだから、いつものメンバーで行く事にした。 居酒屋に入って、講義の話し、先輩の話皆んな共通の話をしてたら、 中嶋が「なぁ、この間の先輩の飲み会どうだった？報告ないんだけど。成果あったか？」 内田は、「何、それ聞きたかったの？」 「学食なんかじゃあ、詳しく聞けないじゃん、で、どうだった？」 どうも自分が行けなかったから、聞きたいらしい。 「まぁ、1次会は、それぞれバラけて、男女乱れて座ったから、人数が多かったから、他の奴の事は、分かんないけど、拓真だけは、両手に花、前の席にも女が陣取ってたのだけは、知ってる」 「内田、分かんないって言って、良く見てんじゃん、流石、拓真だな。拓真いるとこ女有りだもんな」って言って、皆んな笑った。俺も顔引き吊ってないか心配だが、一緒に笑ってた。 「で、武史は、お開き前に具合悪くなって帰って、拓真は、1次会で女と消えたから、お持ち帰り？」内田は、良く見てるよ、全く。 「で、拓真、やったの？」 「誘われたからな」 「しっかり、やってんじゃん」「羨ましい〜」内田と山瀬が悔しがる。 「何、じゃあ、山瀬と内田と明石は、何も無し？」 内田は、「俺達、３人は、先輩達と2次会行った 人数が多くから、カラオケ、2部屋になったけど、行ったり来たりして、楽しいかったぜ、な、山瀬。」 「アレは、アレで楽しかった」 「帰り、俺は、沙耶ちゃん、送って行って、LINEだけ、ゲット。山瀬も美香ちゃん送って行ったよな」 「俺もとりあえず、LINEゲットした」 「明石は？確か年上のお姉さんとイイ雰囲気だったけど」内田。 余計な事、言うなよ。って思って。ちょっと、イヤな顔した。